宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:46)
今日、M1.1の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/30 07:47 M1.1
04:57 C3.3
03:24 C1.0
01:47 C7.3
1/29 22:50 C2.0
21:06 C6.9
20:38 C2.5
17:53 C1.9
13:11 C2.3
09:33 C3.0
04:26 C2.7
02:16 C3.1
1/28 17:34 C2.6
11:28 C1.4
10:28 C2.5

黒点  1/30 (NOAA)
磁場 フレア
2934 1 α ---
2935 4 β ---
2936 26 β M1
2937 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 510 -2.9
-2 h 527 +0.1
-4 h 536 +1.0
-6 h 532 -0.2
-8 h 513 +1.8
-10 h 506 +3.2
-12 h 497 +3.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -8 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^2
1/30 0.7 5x10^2
1/29 0.7 9x10^2
1/28 0.6 4x10^2
1/27 0.8 2x10^2
1/26 0.7 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 1/25 13:34 太陽風は低速の状態が続いています。新しい黒点が現れています。
2022/ 1/26 13:24 太陽風の速度はやや高速になり、磁気圏の活動も強まりました。
2022/ 1/27 14:15 太陽風はやや高速の状態が続いています。
2022/ 1/28 13:10 高速太陽風が始まっています。磁気圏は穏やかです。
2022/ 1/29 14:31 太陽風はやや高速の状態です。Cクラスのフレアが続いています。
最新のニュース

2022/ 1/30 13:46 更新
M1.1の中規模フレアが発生し、CMEによる太陽風の乱れが地球に向かっています。

担当 篠原

太陽の中心部北側の2936黒点群で、
今朝、30日7時半(世界時29日22時半)に
M1.1の中規模フレアが発生しました。

SDO衛星AIA131と193による動画を掲載します。
AIA193(茶色)の動画では、
コロナの爆発が太陽全体に広がる様子も見えています。

SOHO衛星LASCO C2やSTEREO Ahead衛星COR2を見ると、
太陽を囲むように白いガスが広がって見える
ハロー型のCME(コロナ質量放出)となっています。
このため、噴出は地球へも向かっていると考えられます。
到来まで3日程度と考えると、2月2日頃になりそうです。
太陽風の乱れと磁気圏活動の高まりに注目して下さい。

現在の2936黒点群をSDO衛星の可視光写真で紹介します。
昨日と同じくらいの大きな姿を保っています。

太陽では、南東の端(左下)から新しい黒点が現れています。
この領域がまだ太陽の向こう側だった
今日未明、30日2時(世界時29日17時)に
C7.3とやや大きい小規模フレアと、
その後にC3.3の小規模フレアを起こしています。
どの様な活動を起こすのか、こちらにも注目して下さい。


太陽風は、昨日のニュースの後に速度が500km/秒に上がり、
グラフの後半はデータが乱れていて値がはっきりしませんが、
500km/秒台前半で推移している様です。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、南寄りから北寄りに変わり、
グラフの最後は0nT付近と変化しています。
このため、AE指数も前半に1300nTに達する
大きな変化が発生していますが、
以降は変化がなくなり、穏やかになっています。

高速風は続いているので、磁場が再び南寄りになれば、
磁気圏の活動も高まるでしょう。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部にコロナホールはなく、
CMEの乱れが到来するまでは、
太陽風は次第に穏やかになりそうです。




2936黒点群で発生したM1.1の中規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C2によるCME。太陽を囲むようにガスが飛び出している。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星によるCME。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2936黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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