宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:45)
昨日、M5.5の中規模フレアが、一昨日もM1.5の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/21 --- ---
1/20 14:39 M5.5
1/19 04:46 C5.7
02:02 M1.5

黒点  1/21 (NOAA)
磁場 フレア
2927 1 α ---
2929 2 β M6
2930 2 β C6
2933 4 β ---
2934 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 465 +2.3
-2 h 461 +3.4
-4 h 451 +1.6
-6 h 459 +2.4
-8 h 453 +1.2
-10 h 456 +1.9
-12 h 473 +2.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -4 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.3 2x10^3
1/21 12.3 4x10^3
1/20 22.7 8x10^3
1/19 0.8 3x10^4
1/18 0.7 6x10^3
1/17 0.8 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 1/16 12:31 太陽風は高速風になり、磁気圏の活動も続いています。
2022/ 1/17 13:08 高速の太陽風が続き、磁気圏もやや活動的です。
2022/ 1/18 13:40 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2022/ 1/19 13:21 太陽風の速度は600km/秒台に高まっています。M1.5の中規模フレアが発生しました。
2022/ 1/20 13:26 高速の太陽風が続いていますが、速度は下がり始めています。
最新のニュース

2022/ 1/21 13:45 更新
M5.5の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨日の午後、20日14時半(世界時20日5時半)に、
太陽の北西の端(右上)に近い2929黒点群で、
M5.5の中規模フレアが発生しました。
(2929群は西の端に沈んで見えなくなっています)
フレアの様子をSDO衛星AIA131、193の動画で紹介します。
茶色の193の画像では、
フレアにより太陽の右半分に爆発が広がる様子も見えています。
また、少し遅れて2929群の左下の領域で爆発が発生しています。

M5の規模に達するフレアの発生は、
10月28日のX1.0以来で、およそ2か月半ぶりです。

その後の太陽は、
今朝、2929群でB9.6の小さいフレアが発生した程度で、
穏やかな状態です。

M5.5のフレアに伴って、CME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3と、
STEREO Ahead衛星COR2の動画を掲載します。
どちらも太陽の右に向かってガスが飛び出しています。
地球に対しては横方向に近い場所での発生ですが、
2〜3日後に太陽風の乱れが到来するかもしれません。

また、このフレアにより太陽から高速の陽子が飛び出して、
GOES衛星の観測では10を超えるレベルに達しています。
その変化はLASCO C3の動画でも見ることができて、
CMEと共に写真全体に白い筋の発生が増えています。
これは高速の陽子がSOHO衛星まで飛んできたことによるもので、
激しいときは、snowstorm (吹雪) と呼ばれたりします。
今回はstormとまではいかない程度ですが。


太陽風は、昨日のニュースの後に500km/秒台を割り、
現在は450〜470km/秒程度の様です。
高速風は終わり、平均的な状態に戻りつつあります。
磁場強度は4〜5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向になっています。
このため磁気圏は穏やかで、
AE指数は変化がありません。

SDO衛星AIA193を見ると、
太陽の中心部にコロナホールが見えています。
3〜4日後くらいから太陽風の速度が再び高まるかもしれません。



2929黒点群で発生したM5.5の中規模フレア。SDO衛星AIA131、193.
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右にCMEが飛び出している。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2によるCMEの様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による太陽からの高エネルギー陽子
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。