宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:49)
今日、C5.2の小規模フレアが発生しました。
また、M1.7の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 4 05:48 C5.2
11/ 3 --- ---
11/ 2 10:52 M1.7
08:36 C4.5
05:40 C4.0
02:31 C1.3

黒点 11/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2887 2 α C5
2891 7 β M2
2893 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 680 -5.1
-2 h 246 +2.9
-4 h 618 -5.0
-6 h 729 +9.1
-8 h 705 -6.2
-10 h 481 -0.6
-12 h 498 -1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -48 -/ -
-2 h -27 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h 28 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.1 4x10^1
11/ 4 14.9 2x10^3
11/ 3 3.8 6x10^2
11/ 2 4.2 4x10^2
11/ 1 5.5 1x10^2
10/31 11.2 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/10/30 11:53 Xフレアによる太陽風の乱れが近づいています。太陽の活動はやや落ち着いています。
2021/10/31 10:00 太陽風はやや低速です。CMEの乱れはこれからです。
2021/11/ 1 13:15 太陽風の乱れが到来しましたが、変化は小規模でした。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2021/11/ 2 14:04 M1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は550km/秒に高まっています。
2021/11/ 3 14:11 高速の太陽風が続いています。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
最新のニュース

2021/11/ 4 13:49 更新
今朝、太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動も強まっています。

担当 篠原

今朝、4日4時半(世界時3日19時半)に、
太陽風の乱れがDSCOVR衛星で観測されました。
太陽風の速度は、
それまでも500km/秒と高速の状態だったのですが、
乱れの到来後は750km/秒に高まっています。
(DSCOVR衛星のグラフでは、速度データの欠測が目立つので、
ACE衛星のグラフも掲載します)
磁場強度は、3nTとやや弱い状態から、
20nTへ強まっています。

太陽風磁場の南北成分は、
乱れの初めの頃に-10nTを超える南向きの変化が発生しました。
速度の高まりもあり、磁気圏の活動は強まって、
AE指数では2000nTに達する激しい変化が発生しています。

その後も、AE指数は1000nT前後の
活発な変化が続いています。

今回の太陽風の乱れは、
M1.7フレアから2日弱で到着しました。
元々の太陽風が高速の状態だったことも
影響しているのではないでしょうか。

到来から10時間ほど経った現在の太陽風は、
速度は700km/秒、磁場強度は16nTと強まった状態が続いています。
引き続き、磁気圏活動の高まりとともに注目してください。


太陽では、2887黒点群が南西の端に沈みました。
沈むところでC5.2の小規模フレアを起こしています。

残っている2891、2893群は、穏やかな状態ですが、
南東の端から新しい領域が近づいている様です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。