宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:15)
今日、M1.5の中規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 1 09:58 M1.5
04:54 C3.2
10/31 15:56 C2.9
00:17 C3.1
10/30 12:07 C3.9

黒点 11/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2887 8 β M2
2889 1 α ---
2891 20 β C4
2892 3 β ---
2893 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 403 -3.3
-2 h 416 +0.1
-4 h 417 +0.1
-6 h 441 -0.7
-8 h 435 -4.5
-10 h 435 -0.4
-12 h 431 -0.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -16 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h 6 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.0 2x10^1
11/ 1 5.1 1x10^2
10/31 11.2 2x10^2
10/30 21.9 2x10^2
10/29 29.0 4x10^2
10/28 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/10/27 13:25 太陽の北東端から黒点が現れました。M1.0の中規模フレアが発生しています。
2021/10/28 14:00 Cクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速に戻っています。
2021/10/29 11:23 X1.0の大規模フレアが発生しました。CMEの乱れが地球方向に飛び出しています。
2021/10/30 11:53 Xフレアによる太陽風の乱れが近づいています。太陽の活動はやや落ち着いています。
2021/10/31 10:00 太陽風はやや低速です。CMEの乱れはこれからです。
最新のニュース

2021/11/ 1 13:15 更新
太陽風の乱れが到来しましたが、変化は小規模でした。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨夕、31日18時(世界時31日9時)過ぎに、
太陽風の乱れがDSCOVR衛星で観測されました。
フレアの発生から2日と18時間での到来です。

変化の規模は予想したよりも小さく、
磁場強度は4nTから10nTへ、密度は5から13個/立方センチへ、
速度は380km/秒から410km/秒へ強まったくらいで、
その後なだらかに450km/秒へ上がっていきました。

磁場の南北成分は、
乱れの最初の頃に -10nTの変化が見られましたが、
以降は、-3nT前後くらいで、
速度の変化も小幅だったため、
磁気圏の乱れはあまり強まりませんでした。
AE指数を見ると、初めに1000nTの大きな変化が発生していますが、
以降は、小中規模の変化が続いている程度です。

この初めのオーロラの強まりの頃、
世界時31日13時38分に
ニュージーランド南島クィーンズタウンで
撮影されたオーロラの写真を
米戸 実さんよりいただきました。

写真から調べると、高度50度くらいまで赤くなっていたそうです。
データでは数字の大小で比べてしまいますが、
現地で見えるオーロラの素晴らしさは
これだけでは測れないなと感じます。
湖まで真っ赤に染まっています。
素晴らしい写真をありがとうございます。

現在の太陽風は、速度は400km/秒、磁場強度は6nTと,
どちらも平均的な状態に戻っています。
磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いているので、
磁気圏の弱い活動はこの後も続くかもしれません。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部にコロナホールは見られず、
今回の乱れが落ち着くと、
太陽風は低速の状態がしばらく続きそうです。


太陽は、今朝、1日10時(世界時1日1時)に、
南西(右下)の2887黒点群でM1.5の中規模フレアが発生しています。
CME(コロナ質量放出)も発生している様です。

また、中心部の2891黒点群で、
31日16時(世界時31日7時)にC2.9の小規模フレアが発生しています。




ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時31日13時38分に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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