宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:48)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/15 --- ---
5/14 --- ---
5/13 --- ---

黒点  5/15 (NOAA)
磁場 フレア
2822 3 β ---
2823 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 424 +6.9
-2 h 417 +4.5
-4 h 406 -0.2
-6 h 412 -2.8
-8 h 389 -1.1
-10 h 386 -0.9
-12 h 376 -0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 0 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -3 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
5/15 0.7 2x10^2
5/14 0.7 2x10^2
5/13 0.7 1x10^2
5/12 0.7 8x10^2
5/11 1.1 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 5/10 12:53 フィラメント噴出とC4.0の小規模フレアが発生しています。太陽風は低速です。
2021/ 5/11 14:20 太陽の活動は落ちついています。4月の黒点相対数は 24.5 でした。
2021/ 5/12 13:19 太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も穏やかです。
2021/ 5/13 12:42 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まりました。
2021/ 5/14 12:40 太陽風は平均的な状態に戻っています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2021/ 5/15 13:48 更新
太陽風は平均的な状態です。CMEが発生しています。

担当 篠原

昨日未明の現象ですが、14日1時(世界時13日16時)頃に、
太陽の中央部の北半球側でフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA193による動画を掲載します。
写真の上寄りにガスが飛び出す様子が見えています。

これによりCME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
かなり淡いですが、太陽の上半分を中心にガスが広がっています。
(青のC3の写真の左上隅に、プレアデス星団が見えています)

SOHO衛星では真正面のためかなり見にくいですが、
太陽を斜め左から見ているSTEREO Ahead衛星のCOR2では、
CMEは右側に飛び出しているため、よく見えています。
ただし、写真が欠けている時間帯があるため、
CMEが途中で飛んでいます。

これらの画像から、
CMEによる太陽風の乱れは地球へ到来しそうです。
発生から3〜4日後くらいと考えると、
明後日、17日から18日くらいになるかもしれません。
注目してください。

太陽は、2822黒点群の右側に新しい黒点が現れています。
また、SDO衛星の画像を拡大すると、
南東(左下)にもとても小さい黒点が発生している様です。
X線グラフは特に変化はなく、穏やかです。

STEREO Ahead衛星を参照すると、
東端の向こう側に活動的な領域がある様です。
こちら側へ来るのはもう少し先ですが、
その頃まで活発な状態は続くでしょうか。


太陽風は、速度が400km/秒から420km/秒に少し上がった程度で、
平均的な速さです。
磁場強度は、5nTと平均的な状態が続いていますが、
グラフの最後で8nTに少し上がっています。

磁気圏は、全体としては穏やかですが、
AE指数では300〜500nTの小規模の変化も起きています。

SDO衛星AIA193では、
南半球の高緯度寄りと赤道域の東側(左側)に
コロナホールが見えています。
2〜3日後くらいから太陽風速度の高まりが始まるかもしれません。




太陽の中央部の北側で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星が撮影したCME。地球は右側にある。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。