宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:42)
昨日、C1.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/13 --- ---
5/12 18:15 C1.5
5/11 --- ---

黒点  5/13 (NOAA)
磁場 フレア
2822 9 βδ C2
2823 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 481 +1.0
-2 h 511 -5.2
-4 h 526 -0.1
-6 h 518 -1.2
-8 h 486 +0.1
-10 h 476 +5.7
-12 h 439 +5.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -31 -/ -
-2 h -28 -/ -
-4 h -39 -/ -
-6 h -47 -/ -
-8 h -36 -/ -
-10 h -48 -/ -
-12 h -57 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
5/13 0.7 1x10^2
5/12 0.7 8x10^2
5/11 1.1 6x10^2
5/10 0.7 4x10^2
5/ 9 0.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 5/ 8 13:31 M3.9の中規模フレアが発生しました。CMEも噴出しています。太陽風は低速です。
2021/ 5/ 9 13:44 C8.6の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2021/ 5/10 12:53 フィラメント噴出とC4.0の小規模フレアが発生しています。太陽風は低速です。
2021/ 5/11 14:20 太陽の活動は落ちついています。4月の黒点相対数は 24.5 でした。
2021/ 5/12 13:19 太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2021/ 5/13 12:42 更新
太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まりました。

担当 篠原

昨日の午後、12日15時(世界時12日6時)少し前に、
DSCOVR衛星に太陽風の乱れが到来しました。
速度は、310km/秒から450km/秒とやや高速になり、
磁場強度は、4nTから10nTへ上がり、
その後すぐに20nTへ強まりました。

9日に発生したフィラメント噴出のCMEによる乱れと考えると、
3日弱で地球までやって来たことになり、
だいぶ早かった印象です。
直後のC4.0、C2.0フレアのCMEの変化も
重なっているのでしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、初めは北向きに強まりましたが、
乱れの到来から4時間ほど経った頃から南向きに切り替わり。
-20nT近い大きな変化になりました。
太陽風の速度が450km/秒とやや高速になっていたこともあり、
磁気圏の活動は一気に強まって、
AE指数は、1500nTに達する大規模な変化が2回発生しています。

Dst指数の速報値は、 -61nTまで下がり、
小さい磁気嵐が発生しています。

静止衛星のGOES衛星の磁場データを見ると、
通常は北向き(プラス)になっている衛星周辺の磁場が、
一時的に南向き(マイナス)に変化しています。
これは、太陽風磁場が南向きに強まった影響で
昼側の磁気圏の磁場がどんどんはぎ取られ、
静止衛星の軌道まで太陽風が迫ってきたためです。

太陽風の速度は、今朝にかけて530km/秒まで高まり、
現在は480km/秒と少し下がっています。
磁場強度は、3回ほど20nTへ高まる変化が見られた後、
次第に低下していますが、現在も13nTと強まった状態です。

磁場の南北成分は、
強い南向きが4時間ほど続いた後は、
変化が落ち着いています。
磁気圏の活動も、小規模の変化が見られる程度になっています。

太陽風の変化はどこまで続くでしょうか。
次第に下がっていく様子に注目してください。


太陽は、2822黒点群でC1.5の小規模フレアが発生した程度で、
全体としては落ち着いた状態です。



Dst指数の速報値は -61nTの変化になり、小さい磁気嵐が発生しています。
(c) 京都大学WDC


GOES衛星の磁場変化。一時的に南向き(マイナス)に変化している。
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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