宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/11/27 14:11 更新 太陽の北東の端から黒点が現れ、C2.7の小規模フレアを起こしています。 担当 篠原 太陽の南東の2786黒点群が大きい姿を見せています。 可視光の拡大写真を掲載します。 昨夜、26日21時半(世界時26日12時半)にC3.8と、 その前後に、C1.8、C1.0の小規模フレアを起こしています。 また、北東の端(左上)から新しい黒点がこちら側に現れています。 この領域で、今朝、27日6時(世界時26日21時)頃に C2.7の小規模フレアが起きました。 SDO衛星AIA131、193による動画を掲載します。 まだ、端のぎりぎりの所なので、 実際にはこれよりも大きい規模のフレアだった可能性があります。 フレアに伴って、CME(コロナ質量放出)も発生していますが、 地球からは横方向に飛び出しているので、影響はありません。 太陽の南東の端(左下)からも新しい領域近付いている様です。 こちらにも黒点はあるでしょうか。 太陽風は、昨夜にかけて速度が470km/秒へやや高まり、 その後下がり始めて、 現在は400km/秒と平均的な状態に戻っています。 磁場強度は、6~8nTと少し強まっています。 磁場の南北成分は、南北に変化しています。 磁気圏では小規模の活動が発生している様で、 AE指数は、グラフが見にくい状態ですが、 300~500nT程度の変化が発生している様です。 SDO衛星AIA193では、低緯度域にコロナホールは見られず、 太陽風は穏やかな状態になりそうです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 太陽の北東の端で発生したC2.7の小規模フレア。SDO衛星AIA131、193。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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