宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:21)
今日、C3.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/23 02:23 C3.3
11/22 --- ---
11/21 01:46 C1.9

黒点 11/23 (NOAA)
磁場 フレア
2783 1 α C2
2784 3 β ---
2785 1 α C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:15 576 -0.0
-2 h 582 +2.0
-4 h 596 +2.1
-6 h 609 -2.3
-8 h 604 -1.7
-10 h 603 -2.5
-12 h 594 -0.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -15 -/ -
-2 h -21 -/ -
-4 h -33 -/ -
-6 h -32 -/ -
-8 h -38 -/ -
-10 h -31 -/ -
-12 h -21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 5x10^2
11/23 0.7 1x10^3
11/22 0.7 3x10^2
11/21 0.7 2x10^2
11/20 0.7 2x10^2
11/19 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
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SUVI131 (GOES)
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太陽風 1日 (DSCOVR)
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衛星陽子 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/11/18 12:24 300km/秒の低速太陽風が続いています。磁気圏も穏やかです。
2020/11/19 12:56 低速の太陽風が続き、磁気圏も穏やかです。
2020/11/20 12:53 太陽風の速度が平均的な速さに戻りかけています。
2020/11/21 10:04 太陽風は低速に戻っています。太陽の東端の向こう側でフレアが発生しています。
2020/11/22 10:30 高速太陽風が到来しています。太陽の南東の端から活動的な領域が近付いています。
最新のニュース

2020/11/23 10:21 更新
太陽の南東の端から新しい黒点が現れています。高速太陽風は620km/秒に達しました。

担当 篠原

注目していた太陽の南東の端(左下)から新しい黒点が現れ、
2785黒点群と番号が付けられました。
早速、C1.3、C1.3、C3.3、C1.2と
小規模フレアを連続的に起こしています。

SDO衛星による黒点群の拡大写真を1枚目に、
AIA131による活動の動画を2枚目に掲載しています。

STEREO Ahead衛星の写真を見ると、
現在見えている黒点の奥にも活動領域が広がっている様です。
この後に見えてくる領域にも注目してください。

また、太陽中央部南側の2783黒点群は、
左側に新しい黒点が現れています。
一方、北側の2784群は昨日より小さくなっている様です。


太陽風の速度は、昨日の夕方に620km/秒まで高まりました。
以降はゆっくりと下がり、現在は580km/秒です。
高速の風が続いています。

10nTに強まっていた磁場強度は、
速度が高まると低下を始め、現在は3nTとやや弱くなっています。
南北成分は南北両方の変化が続き、
磁気圏の活動も高まっています。
AE指数は500nTを超える中規模の変化が続き、
最大では1200nTの大きな変化が3回ほど発生しています。
極域のオーロラは、ずいぶんにぎやかだったのではないでしょうか。

高速の太陽風は続いていますが、
磁場強度が下がってきたため、南向きの変化は小さくなります。
この後の磁気圏の活動は、規模が一段小さくなりそうです。

今回の高速太陽風はどこまで続くでしょうか。



太陽の南東の端から現れた2785黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


2785黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。