宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:19)
今日、C2.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/18 09:31 C2.1
7/17 12:16 C2.3
02:48 C1.2
7/16 19:49 C1.5
19:26 C1.3
10:56 C2.8
04:23 C5.8

黒点  7/18 (NOAA)
磁場 フレア
2665 3 β C6

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:15 519 +1.3
-2 h 538 -4.2
-4 h 533 -2.8
-6 h 580 -0.7
-8 h 533 +1.9
-10 h 525 +6.5
-12 h 516 +6.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
7/18 0.5 4x10^4
7/17 0.5 7x10^3
7/16 5.6 1x10^3
7/15 22.4 2x10^3
7/14 13.6 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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衛星電子 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 7/13 13:28 太陽風は平均的な速度に下がり、磁気圏も穏やかです。
2017/ 7/14 09:56 太陽の西の端でC8.4の小規模フレアが発生しています。
2017/ 7/15 09:03 2665黒点群でM2.4の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。
2017/ 7/16 09:11 2665黒点群でCクラスフレアが続いています。
2017/ 7/17 10:09 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動を強めました。速度は560km/秒に高まっています。
最新のニュース

2017/ 7/18 14:19 更新
高速の太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

16日にやってきた太陽風の乱れによるオーロラの写真を、
ニュージーランドの中村太一さんよりいただきました。

昨日のニュースで紹介したように、
太陽風の磁場が大きく南向きに振れたのは、
乱れが始まってしばらく経ってからでした。
ニュージーランドでは、ちょうど暗くなり始める頃だったようで、
1枚目(世界時16日10:05)と2枚目(同11:50)は、
AE指数の変化が激しくなっていく頃の撮影です。

この後、しばらく曇っていたそうで、
少し時間をおいた、3枚目(同14:15)、4枚目(同14:30)、5枚目(同15:15)は、
AE指数の変化としては、次第に減少していく頃の撮影です。
月が出てからの撮影だったそうで、オーロラの活動度の変化もあってか、
前の2枚とは雰囲気の違う写真になっています。

中村さんによると、3枚目の写真では、
オーロラと街灯を一緒に写すため、
露出を変えて撮った6枚の写真からHDR合成を行ったそうです。
星空の様子まで見事に写っています。

昨日のグラフを参照すると、
オーロラの活動はこの後少し弱まり、
再び強まった時の様子を、昨日、昭和基地の動画として紹介しました。
今日の写真と合わせて、一連の活動の様子を眺めることができたと思います。
貴重な写真をありがとうございました。



現在の太陽風は、520km/秒と高速の風が続いています。
昨夜にかけて、一旦、500km/秒を割るくらいまで下がりましたが、
その後、少し高まって、500km/秒台を推移しています。
磁場強度は、高まった状態が続き、現在も10nT程度です。

磁場の南北成分は、南向きに振れたり、北向きに振れたり、
ゆっくりと変化しています。
南向きになったタイミングで、磁気圏の活動も高まり、
AE指数は1000〜1500nTの大きい変化が何度も発生しています。

太陽風の乱れは、到来して2日ほど経ちました。
この後は次第に勢いが弱まっていくでしょう。


太陽は、2665黒点群が西の端に沈んで、見えなくなっています。
太陽全体としても、無黒点の状態です。

2665群では、C2.3、C1.2、C2.1と、小規模フレアが発生しました。
C1.2フレアでは、CME(太陽ガスの放出現象)も発生していますが、
太陽の右に向かって飛び出していて、
地球への影響はないでしょう。




ニュージーランド南島ダニーデンで、現地16日22時05分(世界時16日10時05分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地16日23時50分(世界時16日11時50分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地17日02時15分(世界時16日14時15分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地17日02時30分(世界時16日14時30分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地17日03時15分(世界時16日15時15分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


世界時7月17日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。