宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:03)
今日、C1.4の小規模フレアが発生しました。
また、M2.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/15 04:17 C1.4
7/14 10:07 M2.4
08:31 C3.0
06:46 C5.9
06:10 C2.0
7/13 --- ---

黒点  7/14 (NOAA)
磁場 フレア
2665 26 β M2
2666 9 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:55 363 +0.8
-2 h 365 +1.7
-4 h 364 +1.3
-6 h 368 +3.0
-8 h 357 +0.0
-10 h 361 +1.0
-12 h 361 +0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 23 2x10^3
7/15 22 2x10^3
7/14 14 2x10^3
7/13 0 2x10^3
7/12 0 1x10^3
7/11 0 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 7/10 12:21 2665黒点群でCクラスのフレアが続いています。高速の太陽風が到来しています。
2017/ 7/11 12:56 高速の太陽風が続いています。6月の黒点相対数は、19.4 でした。
2017/ 7/12 12:47 高速の太陽風が続き、磁気圏も弱い活動が続いています。
2017/ 7/13 13:28 太陽風は平均的な速度に下がり、磁気圏も穏やかです。
2017/ 7/14 09:56 太陽の西の端でC8.4の小規模フレアが発生しています。
最新のニュース

2017/ 7/15 09:03 更新
2665黒点群でM2.4の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。

担当 篠原

昨日のニュースの直後、14日10時(世界時14日1時)に、
2665黒点群でM2.4の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA193、131による動画を掲載します。
フレアの後、プロミネンスのループが美しく輝いています。

Mクラスのフレアの発生は、7月9日のM1.3以来、5日ぶりですが、
M2に達する規模のフレアは、
4月3日のM5.8以来で、およそ3か月ぶりです。

このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星による動画を2枚目に掲載します。
フレアが発生した時、2665黒点群は太陽の西寄り(右側)に見えていました。
このため、ガスの濃い領域は右に向かって飛び出していますが、
ガスの淡い広がりが、太陽全体を包む様に噴出しています。
このため、飛び出したコロナのガスは地球の方向にも向かっていると考えられます。

発生から3日ほどで地球に到達すると考えると、
明後日、17日頃になる可能性があります。
太陽風速度の急な高まりや、磁場の強まりがやって来る可能性があります。
特に、磁場が大きく南向きに変化した場合は、
磁気圏の乱れも強まり、激しいオーロラの活動も発生するでしょう。
今後の太陽風の変化に注目して下さい。


現在の太陽風は、速度は360km/秒と低速で、
磁場強度も2〜4nTとやや弱い状態が続いています。

磁場の南北成分は、変化も小さいのですが、
やや北寄りに推移していて、磁気圏は穏やかです。
AE指数のグラフは、小さい変化が時々起きている程度です。



2665黒点群で発生したM2.4の中規模フレア。SDO衛星AIA193、131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M2.4の中規模フレアに伴って噴出したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時7月14日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。