宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:55)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/23 --- ---
3/22 --- ---
3/21 --- ---

黒点  3/23 (NOAA)
磁場 フレア
2643 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:44 645 -0.4
-2 h 696 -2.1
-4 h 777 -1.4
-6 h 796 -3.1
-8 h 788 -2.6
-10 h 675 -0.1
-12 h 748 -3.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^3
3/23 0.3 2x10^4
3/22 0.4 3x10^2
3/21 0.4 8x10^2
3/20 0.5 1x10^3
3/19 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 3/18 13:15 太陽風は330km/秒に下がっています。太陽は無黒点が続いています。
2017/ 3/19 07:44 太陽風の速度は300km/秒に下がっています。太陽は無黒点です。
2017/ 3/20 13:58 低速の太陽風が続き、磁気圏も静穏です。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2017/ 3/21 11:30 太陽風磁場が強まり、高速風の到来が近付いているようです。
2017/ 3/22 14:10 高速太陽風が到来し、速度は600〜650km/秒に高まっています。
最新のニュース

2017/ 3/23 13:55 更新
太陽風は700km/秒に高まり、磁気圏の活動も強まっています。フィンランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

3月20日の記事に続いて、
谷口直樹さんによるフィンランド・ロヴァニエミの
オーロラ写真を紹介します。

今日の写真は、現地2月24日21〜24時(世界時24日19〜22時)の撮影で、
2月23日に始まった高速太陽風によって強められたオーロラを捉えています。
ちょうど今やって来ている高速太陽風が、27日前の到来時に起こした現象です。

谷口さんによると、この日は日没と同時に強いオーロラが現れ、
あちらこちらで爆発現象も見られたとのことです。
この頃、高速太陽風は後半に入っていましたが、
速度は依然570km/秒と高い状態でした。

10回目のオーロラ観測旅行で最高の一日だったかもしれない、
とのことで、素晴らしい夜になったようです。
1枚目の写真の赤と緑の強く鮮やかな色合いがとても印象的です。
どうもありがとうございます。



現在の太陽風は、昨夜に入って更に速度が高まり、
700km/秒とかなり高い速度に達しました。
反対に磁場強度は10nT近くから5nTへ下がって、
高速風は最高速の領域に入ったようです。

磁場の南北成分は、次第に南寄りに変わり、
オーロラの活動度を示すAE指数の変化も次第に大きくなって、
1000nTに達する大規模な変化が半日にわたって発生しています。

その中の、世界時22日21時頃のオーロラの様子を、
昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。
こちらも見事なオーロラの輝きです。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
今回の高速風をもたらしているコロナホールは、
太陽の西の端(右端)に近づき、影響は次第に弱まりそうです。
DSCOVR衛星の最新データでも、太陽風の速度は650km/秒に下がり始め、
磁場強度も3nTと弱くなっています。

その一方、太陽の東側(左側)から次のコロナホールが近づいていて、
4〜5日後くらいから再び太陽風は高まるでしょう。


太陽は、2643黒点群でBクラスの小さいフレアが発生しています。
今のところ、特に活動が強まる様子は見られません。

また、太陽の中央部の東寄りで、
23日2時(世界時22日17時)頃にフィラメント噴出が発生しています。
今のところ、SOHO衛星の写真では、
目立つほどのCME(太陽ガスの放出現象)は発生していませんが、
次の高速風の初めに、
磁場がより大きく強まるなどの影響があるかもしれません。



フィンランド・ロヴァニエミで、現地2月24日21〜24時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 谷口直樹氏


フィンランド・ロヴァニエミで、現地2月24日21〜24時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 谷口直樹氏


南極の昭和基地で、世界時22日21時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時3月22日のAE指数速報値。
(c) 京都大学WDC


世界時3月23日のAE指数速報値。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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