宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:41)
今日、C3.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/16 00:31 C3.4
5/15 17:18 C3.1
12:39 C5.2
00:15 C5.4
5/14 20:27 C8.3
18:20 C2.8

黒点  5/16 (NOAA)
磁場 フレア
2542 4 β C3
2543 3 β C7
2544 14 βγ C2
2545 4 β ---
2546 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 464 +0.6
-2 h 479 -0.0
-4 h 465 +0.1
-6 h 435 +1.8
-8 h 439 -0.7
-10 h 453 +0.4
-12 h 435 +2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -22 -/ -
-2 h -21 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^2
5/16 2.2 6x10^2
5/15 0.4 2x10^4
5/14 0.4 3x10^4
5/13 0.3 1x10^5
5/12 0.4 1x10^5

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 5/11 12:48 高速太陽風は後半に入り、500km/秒近くに下がっています。
2016/ 5/12 13:21 太陽風は平均的な状態に戻っています。4月の黒点数は 38.0 でした。
2016/ 5/13 12:51 太陽風はやや低速で、磁気圏も比較的穏やかです。
2016/ 5/14 12:39 太陽風は低速になっています。太陽は穏やかです。
2016/ 5/15 08:36 C7.4の小規模フレアが発生しました。太陽風磁場が強まっています。
最新のニュース

2016/ 5/16 13:41 更新
Cクラスのフレアが続いています。太陽風はやや高速になっています。

担当 篠原

太陽で、Cクラスの小規模フレアの発生が続いています。

南西の端(右下)に達した2543黒点群では、
15日13時(世界時15日4時)に、C4.9のフレアが発生し、
中央部の2544群は、フレアの頻度が高まって、
C1のフレアを5回起こしています。

また、北西の端(右上)の2542群で、
16日0時(世界時15日15時)に、C3.2のフレアが起きましたが、
X線の強度が長時間高まる型のフレアで、
CME(太陽ガスの放出現象)を伴っています。

SOHO衛星LASCO C2の動画を掲載します。
太陽から右に向かって、コロナのガスが激しく噴出しています。
地球からは横方向に飛び出しているので、影響はないでしょう。

2543群と2542群は、この後、西の端を越えて見えなくなり、
活発な領域は2544群だけになります。


太陽風は、昨日のニュース以降、
ゆっくりと速度が上昇し、
現在は470km/秒とやや高速の風になっています。
一方、10nTを超えるくらいに高まっていた磁場強度は、
5nTと平均的な値に戻っています。
太陽の北半球に見えていたコロナホールの影響が
今回はやって来たようです。

太陽風磁場の南北成分は、南北に頻繁に変化をしています。
このため、磁気圏の活動も高まり、
AE指数は、300〜1000nTの中規模の変化が
数時間おきに発生しています。

太陽風の磁場強度が小さくなってきたので、
磁気圏への影響も次第に小さくなりそうです。


SDO衛星AIA193の太陽写真では、
北半球の中緯度域から赤道に広がるコロナホールが、
太陽の中心に達しかけています。

27日周期の図の前周期は、
4月22日〜26日にかけて速度の高まりが到来しています。
今回も、19日以降に注目してください。



2542黒点群で発生したC3.2のフレアの様子。SDO衛星AIA171。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


太陽の西に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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