宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:48)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/11 --- ---
5/10 --- ---
5/ 9 --- ---

黒点  5/11 (NOAA)
磁場 フレア
2542 15 βγ ---
2543 10 βγ ---
2544 4 β ---
2545 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 520 +0.2
-2 h 533 -1.0
-4 h 559 -1.7
-6 h 569 -1.3
-8 h 589 -1.6
-10 h 590 +1.2
-12 h 588 +2.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -24 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -26 -/ -
-6 h -26 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -26 -/ -
-12 h -34 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^4
5/11 0.3 1x10^5
5/10 0.4 9x10^4
5/ 9 0.4 1x10^4
5/ 8 0.3 5x10^2
5/ 7 0.3 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 5/ 6 13:27 太陽風はやや低速ですが、磁気圏の活動はやや高まっています。
2016/ 5/ 7 08:24 高速の太陽風が到来し、磁気圏の活動も高まっています。
2016/ 5/ 8 09:12 太陽風の速度は下がり始めています。フィラメント噴出が発生しています。
2016/ 5/ 9 10:05 高速の太陽風が到来し、中規模の磁気嵐が発生しています。カナダのオーロラをどうぞ。
2016/ 5/10 12:32 600km/秒台の高速太陽風が続いています。水星の太陽面通過が発生しました。
最新のニュース

2016/ 5/11 12:48 更新
高速太陽風は後半に入り、500km/秒近くに下がっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、
今朝まで600km/秒台とかなり高い状態が続きましたが、
その後低下が始まり、現在は520km/秒まで下がっています。
依然、高速の状態ですが、勢いは弱まり始めています。

太陽風の磁場強度も、同様に低下が始まり、
昨日は5nTと平均的な状態でしたが、
今日に入った頃から、3nTへ弱まっています。
この変化からも、高速風の領域は終わりに近づいているようです。

太陽風磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いています。
このため、磁気圏の活動は高まった状態が続いていて、
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、
前半は800nT前後、後半は500nT弱の活動が続いています。

太陽風の速度と磁場強度が下がり始めたので、
磁気圏活動の規模も小さくなり始めています。
今後は、300nT程度の変化になるかもしれません。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
太陽の中央部にコロナホールはなく、
この後、太陽風は穏やかになりそうです。

北東側(左上)にコロナホールが見えますが、
27日周期の図では、前周期はこの領域の目立った影響はなく、
太陽風は一週間程度穏やかに推移しました。


太陽は、目立ったフレアの発生はなく、
穏やかに推移しています。

一方、黒点としては、2542群と2543群が目立っています。


今回の高速太陽風の影響で、
放射線帯の高エネルギー電子がかなり高まっていて、
GOES15(青線)は、10万のレベルに達しています。
ここまで増加したのは、昨年の11月以来、半年ぶりです。
今後どの様に増減するのか、しばらく注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。