宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:53)
昨日、C4.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 8 --- ---
11/ 7 14:18 C2.4
13:35 C1.5
09:15 C3.0
03:03 C4.4
11/ 6 23:34 C1.8

黒点 11/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2443 9 β ---
2448 7 β C3
2449 6 β C4
2450 3 β C2
2451 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:47 489 +9.1
-2 h 480 +11.2
-4 h 481 +10.5
-6 h 488 +7.7
-8 h 516 +3.3
-10 h 536 -3.0
-12 h 536 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -39 -/ -
-2 h -42 -/ -
-4 h -45 -/ -
-6 h -54 -/ -
-8 h -63 -/ -
-10 h -61 -/ -
-12 h -72 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
11/ 8 0.3 2x10^4
11/ 7 0.3 4x10^4
11/ 6 0.3 2x10^4
11/ 5 0.5 5x10^3
11/ 4 0.4 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/11/ 3 14:03 2443黒点群はやや落ち着いています。太陽風の高まりが始まった様です。
2015/11/ 4 13:12 700km/秒台の高速太陽風が到来しました。オーロラの活動も高まっています。
2015/11/ 5 14:36 M3.7、M2.5の中規模フレアが発生しています。CMEが発生し、太陽風の擾乱が到来しそうです。
2015/11/ 6 11:50 高速の太陽風は続いています。明日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。
2015/11/ 7 12:32 太陽風の乱れが到来しました。4日のニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/11/ 8 12:53 更新
太陽風磁場が南向きに強まり、活発なオーロラの活動を起こしています。

担当 篠原

昨日のニュースを書いた直後から、
極域でオーロラの活動が激しさを増した様です。

国立極地研究所によるノルウェー・トロムソの全天カメラでは、
空全体を覆って激しく輝くオーロラの姿が見事に捉えられています。
世界時7日4〜5時にかけての様子を紹介します。
最後は、空が明るくなって撮影は停止しています。

ACE衛星の太陽風のグラフを見ると、
太陽風の磁場強度は、昨日の夕方から再び強まって、
深夜にかけて20nTに強まっています。
磁気圏への影響を決める、磁場の南北成分は、
7日21時(世界時7日13時)頃までは、
-10〜 -5nTと強まった状態で南を向いていました。

その頃は、太陽風の速度も550km/秒と高まっていて、
活発な磁気圏の活動を引き起こした様です。
掲載したノルウェーに続いてカナダやアラスカで、
にぎやかなオーロラを見ることができたのではないでしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、
今朝、8日4時(世界時7日19時)以降は北向きに切り替わっています。
今日はAE指数のグラフにアクセスできていないのですが、
磁気圏の変化もこれ以降は静かになっていると思われます。

太陽風は、現在も500km/秒と高速で、
磁場強度も15nTに高まっています。
太陽風が乱れた状態は継続しています。


SDO衛星AIA193の太陽写真では、
北半球の中高緯度にコロナホールが大きく広がっています。
この領域は、27日前の前周期にも地球に影響を及ぼしていて、
27日周期の図の10月12日以降の太陽風の高まりをもたらしています。
現在のCMEによる乱れに続く様に、こちらの影響が始まりそうです。


太陽は、2449黒点群で、C1.5、C2.5、
2450黒点群でC2.4と、
南東の端(左下)で小規模フレアが発生しています。
特に活発な様子ではありませんが、今後どうなるでしょうか。



ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時7日4〜5時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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