宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:03)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 3 09:37 C2.3
11/ 2 23:29 C5.0
18:38 C7.2
15:31 C3.3
13:58 C2.2
09:43 C6.3
06:29 C6.4
05:09 C4.9
02:33 C6.3
01:30 C5.0
11/ 1 15:22 C2.4
12:35 C5.6
10:11 C6.2
09:22 C6.5
08:54 C2.7
07:55 C6.1
06:13 C5.8
05:35 C2.7
04:27 C9.9
03:56 C6.7
02:48 M1.0
02:22 C2.1
00:49 C1.9

黒点 11/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2441 2 β ---
2443 36 βδ M1
2445 13 β C7
2446 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 350 +0.6
-2 h 349 +4.1
-4 h 320 -4.2
-6 h 325 +0.9
-8 h 315 +0.5
-10 h 321 +1.0
-12 h 325 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 13 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h 3 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
11/ 3 0.3 4x10^1
11/ 2 0.4 6x10^1
11/ 1 0.7 5x10^1
10/31 1.7 9x10^1
10/30 11.0 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/10/29 11:58 太陽の東端に黒点が現れました。太陽風の速度は300km/秒に下がっています。
2015/10/30 12:08 太陽放射線が高まりました。現在の宇宙天気ニュースのアクセス状況を報告します。
2015/10/31 08:52 2443黒点群の活動が高まっています。コロナホールが太陽の中心に達しています。
2015/11/ 1 08:19 2443黒点群でM1.0などのフレアが続いています。
2015/11/ 2 10:01 2443黒点群の活動は続いています。明日くらいからコロナホールの影響が始まりそうです。
最新のニュース

2015/11/ 3 14:03 更新
2443黒点群はやや落ち着いています。太陽風の高まりが始まった様です。

担当 篠原

2443黒点群は、今日も大きな姿を保っています。
しかし、フレアの活動は減少していて、
昨日以降は、C5.0とC2.3が記録されているだけです。

一方、北西(右上)の2445黒点群の活動が高まっていて、
C6.3、C7.2などの大きめのCクラスフレアや、
C1〜3のフレアを5回起こしています。

両者の活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
太陽全体の写真なので詳細は見えませんが、
太陽の中央部(2443群)と右側(2445群)で、
フレアが度々発生しています。

また、SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
今朝、3日6時(世界時2日21時)より、
太陽の西に向かってCMEが噴出しています。
太陽のこちら側には対応する現象が見られないので、
向こう側で起きた爆発の様です。
発生が10日ほど早ければ、地球へも影響を及ぼしたかもしれません。


太陽風は、350km/秒と低速の風が続いています。
磁場強度は、5nT付近で安定していましたが、
今朝、3日7時(世界時2日22時)頃に、
急に10nTへ強まる変化が発生しています。
現在も、磁場強度は10nT前後で変化をしています。

27日周期の図を見ると、
前周期の10月7日にも太陽風磁場の強まりが発生しています。
この変化が回帰しているのかもしれません。
これから、太陽風の速度も上昇を始める可能性があります。


磁気圏は、基本的には静穏ですが、
AE指数には、突発的に800nTの変化が発生しています。
また、太陽風磁場が強まった後、南北に変化を繰り返しているので、
この影響で、磁気圏の活動もいくらか高まっているかもしれません。

また、今後、速度も上昇すると、
磁気圏への影響もより高まってくるでしょう。



2443黒点群(中央)と、2445黒点群(右側)のフレア活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2443黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


太陽の西に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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