宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:11)
今日、M2.1の中規模フレアが発生しました。
また、M1.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/21 10:43 C4.2
08:56 C2.8
02:30 M2.1
9/20 13:50 M1.5
06:06 C2.4
9/19 --- ---

黒点  9/21 (NOAA)
磁場 フレア
2415 12 βγ M2
2418 5 β ---
2419 5 β C2
2420 12 βγ M2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:06 549 +0.8
-2 h 545 +1.8
-4 h 536 -2.1
-6 h 550 +3.6
-8 h 548 -0.1
-10 h 561 -1.4
-12 h 522 -4.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -14 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -29 -/ -
-10 h -30 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.8 7x10^2
9/21 3.2 2x10^3
9/20 0.5 1x10^3
9/19 0.4 2x10^3
9/18 0.3 2x10^4
9/17 0.4 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 9/16 12:31 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も高まっています。
2015/ 9/17 12:11 2415黒点群の活動が高まっています。太陽風はやや高速の状態が続いています。
2015/ 9/18 12:08 2415黒点群でM1.1のフレアが発生しました。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 9/19 09:55 2415黒点群の活動は弱まっています。太陽風は平均的な状態です。
2015/ 9/20 09:09 太陽風は平均的な状態です。太陽も穏やかです。
最新のニュース

2015/ 9/21 11:11 更新
Mクラスのフレアが2回発生しています。高速太陽風が到来しています。フィンランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ちょうど一週間前の現地9月14日1時(世界時13日22時)に、
フィンランドのイナリで撮影されたオーロラの写真を、
宮田 繁さんよりお送りいただきました。

2日前に始まった高速太陽風が終わりかけて、
太陽風の速度は450km/秒くらいに下がっていましたが、
磁場が南向きに振れて、
AE指数で中規模の変化が頻繁に起きていた日の撮影です。

1枚目は、背景にペルセウス座やプレアデス星団がきれいに見えていて、
明るいオーロラとの競演になっています。
2枚目では、湖の彼方へオーロラの光が伸び、
湖面が鏡の様にそれを写しています。

2枚の写真は、10分ほどの間に撮影されています。
空全体を見事なオーロラが飾っていたのでしょう。
とてもきれいな写真をどうもありがとうございます。



太陽では、東と西でMクラスの中規模フレアが発生しています。
初めに、東の端から新しく現れた2420黒点群で、
20日14時(世界時20日5時)に、M1.5のフレアが発生し、
続いて、西側の2415黒点群で、
21日2時半(世界時20日17時半)に、M2.1のフレアが発生しています。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

2415黒点群は、一旦静かになった後のフレア発生です。
また、2420黒点群は、可視光写真にもやや大きい姿を現しています。
今後の活動に注目して下さい。


昨日のニュースで、穏やかに推移しそうだと書いた太陽風は、
その直後、20日14時(世界時20日5時)頃から強まりが到来して、
磁場強度は20nTヘ高まり、速度は550km/秒に上昇しました。

磁場強度はすぐに下がったものの、10nTに強まった状態が今朝まで続き、
速度も550km/秒のまま推移しています。

このため、磁気圏の活動も高まって、
AE指数では、瞬間的に2000nTを超える変化が発生し、
その後、500〜1000nTの中規模の変化が続いています。




現地9月14日0時57分(世界時13日21時57分)に、フィンランドのイナリで撮影されたオーロラ。
(c) 宮田 繁氏


現地9月14日1時9分(世界時13日22時9分)に、フィンランドのイナリで撮影されたオーロラ。
(c) 宮田 繁氏


東端の2420群によるM1.5と、西側の2415群によるM2.1の2つの中規模フレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。