宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:11)
今日、C9.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/17 11:50 C9.5
10:05 C2.4
04:08 C7.8
00:20 C3.0
9/16 21:33 C1.4
11:01 C3.0
9/15 14:11 C1.3

黒点  9/17 (NOAA)
磁場 フレア
2414 1 α C1
2415 20 βγ C8
2418 1 α ---
2419 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 457 +0.4
-2 h 452 +0.7
-4 h 470 -3.5
-6 h 463 -1.7
-8 h 451 +2.4
-10 h 459 -1.5
-12 h 456 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -17 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
9/17 0.4 3x10^4
9/16 0.4 2x10^4
9/15 0.4 1x10^4
9/14 0.3 2x10^4
9/13 0.3 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 9/12 10:12 650km/秒に達する高速太陽風が到来し、オーロラの活動も強まっています。
2015/ 9/13 10:32 太陽風の速度は下がりつつあります。磁気圏の活動も落ち着いてきました。
2015/ 9/14 14:27 太陽風は平均的な速さに戻りました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 9/15 12:32 コロナホールの影響で、太陽風の速度が高まっています。
2015/ 9/16 12:31 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も高まっています。
最新のニュース

2015/ 9/17 12:11 更新
2415黒点群の活動が高まっています。太陽風はやや高速の状態が続いています。

担当 篠原

SOHO衛星のLASCOカメラに見えていた小型の彗星は、
昨日の昼にかけて太陽に更に接近し、
LASCO C2の中央の遮光部に隠れていきました。
LASCO C2の動画を掲載します。



太陽では、2415黒点群の活動度が更に高まって、
昨日以降、C1.2、C1.4、C3.0と小規模フレアを起こし、
今朝、17日4時(世界時16日19時)には、
C7.8と大きめのCクラスフレアを起こしました。
その後も、C1.0、C2.4を起こしています。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

そして、ちょうど今、17日12時(世界時17日3時)に、
M1.0に達しそうな規模のフレアを起こしています。
X線グラフの右端のピークです。

2415群の活動には、引き続き注目して下さい。


太陽風は、速度が500km/秒から450km/秒に下がり、
やや高速の状態です。
磁場強度は、5nTと平均的な値が続いています。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
北半球中緯度のコロナホールは、
最も濃く広がっている領域が、
太陽の右側半分くらいに進み、
地球への影響が強まる目安の位置に達しています。
太陽風は、もうしばらく高まった状態が続く可能性があります。

太陽風磁場の南北成分は、0nTを挟んで南北に変化しています。
ACE衛星のグラフの後半から振れ幅が少し広がって、
磁気圏の活動も次第に高まっています。
AE指数のグラフは、後半から変化が目立ち始め、
1000nTに達する大きな変化も起きています。


放射線帯の高エネルギー電子は、
GOES15(青線)が、10,000に高まった状態が続いています。
GOES14(赤線)も10,000に上がるかもしれません。




太陽に接近する小型の彗星。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2415黒点群のフレア活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。