宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:22)
今日、C3.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 2 06:11 C3.1
2/ 1 20:26 C3.2
17:41 C1.8
15:39 C2.2
13:22 C2.8
12:24 C1.8
1/31 02:44 C2.0

黒点  2/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2268 18 βγ C3
2271 3 β C1
2272 2 α ---
2273 1 α ---
2275 2 β C2
2277 46 βγ C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:18 573 -1.5
-2 h 594 -5.4
-4 h 644 -3.4
-6 h 665 -1.8
-8 h 597 +6.1
-10 h 571 -0.5
-12 h 553 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -39 -/ -
-2 h -33 -/ -
-4 h -30 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
2/ 2 0.3 5x10^1
2/ 1 0.7 1x10^2
1/31 1.5 6x10^1
1/30 1.6 2x10^2
1/29 0.8 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 1/28 12:47 太陽風は500km/秒台の高速風になっています。Cクラスのフレアが増えています。
2015/ 1/29 13:16 Mクラスのフレアが2回発生しました。太陽風は低速に戻っています。
2015/ 1/30 12:14 2268黒点群、2277黒点群の活動が高まっています。Mフレアが2回発生しました。
2015/ 1/31 12:21 Mクラスのフレアが2回発生しましたが、現在の太陽は穏やかです。
2015/ 2/ 1 11:39 太陽風はやや高速になり、コロナホールの影響が始まりそうです。
最新のニュース

2015/ 2/ 2 12:22 更新
コロナホールの影響で太陽風の速度が高まっています。1月の黒点数は67.0でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、2015年1月の黒点相対数の平均値は、
67.0 と発表されました。
長期変化の図を掲載します。
2014年の後半からの減少傾向に沿った値になっています。
この様子だと、今年の終わりには50を切るのかもしれません。



太陽は、再び小規模のフレアが起きるようになり、
西側(右側)の2268黒点群で、C2.8、C3.2、C3.0、
中央の2277群で、C2.2、C1.5、
などのCクラスフレアが発生しています。
GOES衛星のX線グラフは、細かい変化も増えています。

一方、可視光写真では、黒点の群も数も減っていて、
太陽面はやや寂しくなっています。

昨日の午後に、太陽の東端(左端)でフィラメントの噴出が発生し、
太陽から北東に向かって、CMEが飛び出しています。
SDO衛星とSOHO衛星による動画を掲載します。
なかなかきれいな現象です。
ガスは横に向かって飛び出しているので、
地球への影響はありません。


昨日のニュース以降、太陽風の速度はゆっくりと上昇を続け、
今朝、2日5時(世界時)には、
650km/秒を超えるくらいに高まりました。
その後は下げ始めて、現在は570km/秒の高速状態です。
コロナホールの影響が本格的にやって来た様です。

太陽風の磁場強度は、10nT前後を維持しています。
現在も10nTをやや超える位の強さです。
27日周期の図を見ると、
セクターの切り替わりも来ているようで、
もうしばらく変動が続くかもしれません。

磁場の南北成分は、グラフの後半から南向きが目立っています。
このため、AE指数の変化も後半から目立ち、
500〜800nTの中規模の変化が続いています。

太陽風の磁場強度が高まっているため、
南向きに振れると振れ幅も大きくなりやすく、
高速風になっていることと重なって、
オーロラの活動を強めやすくなっています。
月は大きいですが、ライブカメラに注目して下さい。



太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


太陽の東端(左端)で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北東(左上)へ向かうCMEの噴出。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。