宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:30)
今日、C2.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 8 09:35 C2.2
12/ 7 10:30 C2.7
12/ 6 22:37 C3.7
20:33 C3.9
10:46 C2.8

黒点 12/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2222 4 α C4
2227 2 α ---
2231 8 β C1
2232 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 669 -1.3
-2 h 720 -2.5
-4 h 723 -0.3
-6 h 746 -0.8
-8 h 726 +2.0
-10 h 741 -0.5
-12 h 735 +1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -20 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^3
12/ 8 0.3 6x10^3
12/ 7 0.3 1x10^3
12/ 6 0.3 3x10^2
12/ 5 0.4 2x10^2
12/ 4 0.6 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/12/ 3 10:57 太陽風は平均的な速度に戻っています。2222黒点群でCクラスフレアが続いています。
2014/12/ 4 13:26 太陽風の速度が再び500km/秒近くに上がっています。
2014/12/ 5 12:18 2222黒点群でM6.1など中規模フレアが3回起きました。11月の黒点数は70.1でした。
2014/12/ 6 08:41 M1.5の中規模フレアが発生しました。コロナホールの影響が始まりそうです。
2014/12/ 7 09:32 700km/秒の高速太陽風が到来しました。
最新のニュース

2014/12/ 8 11:30 更新
700km/秒台の高速太陽風が続き、オーロラの活動も高まりました。

担当 篠原

かなり高い速度の太陽風が続いています。
太陽風の速度は、昨日のニュース以降に750km/秒まで上がり、
今朝までそのレベルで推移しました。

速度は、今朝くらいから少し下がり始めて、
現在は650km/秒近くになっていますが、
依然、高速の状態が続いています。

磁場強度は、7nTから5nTに少し下がりましたが、
平均的な強度を保っています。
このため、高速風の領域はまだ中盤くらいで、
速度が下がって行くのはもう少し先になるかもしれません。

磁場の南北成分は、+5nTと-5nTの間で頻繁に変化しています。
速度が高まっていることもあって、磁気圏の活動は大きくなり、
AE指数は、500nTを超える変化が繰り返し発生し、
最大で1500nTに達する激しい変化も記録しています。

満月のため、空の条件はやや厳しかったかもしれませんが、
極域では華やかなオーロラの活動が見られたのではないでしょうか。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールは次第に西の端に近づいています。
高速風は後半に向かっていますが、もう数日程度続きそうです。
ライブカメラなど、オーロラの活動に注目して下さい。


太陽は、フレアの発生が少なくなり、
より穏やかになっています。

2222黒点群は、
C1〜2の小さいフレアを4回起こした程度で、
西の端に没しようとしています。
その他は、中央の2231群でC1が2回起きた程度です。


高速太陽風の影響を受けて、
放射線帯の高エネルギー電子が増加を始めています。
現在は、GOES15(青線)が数千に達した程度ですが、
更に高まって、1万のレベルに達する可能性があります。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。