宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:18)
今日、M6.1の中規模フレアが発生しました。
また、M1.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 5 04:37 M1.3
02:56 M6.1
12/ 4 17:42 C5.4
17:00 M1.3
12/ 3 22:22 C3.8
21:56 C2.7
18:10 C3.1
11:31 C2.4
09:58 C2.5
07:23 C3.0
06:13 C2.7
05:28 C2.4
02:17 C3.8
00:38 C6.5

黒点 12/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2217 3 β C2
2218 1 α ---
2221 6 β ---
2222 32 βγ M6
2225 7 β ---
2226 4 β C1
2227 1 α ---
2228 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 466 +1.3
-2 h 468 +0.9
-4 h 470 -0.5
-6 h 485 -1.1
-8 h 497 +1.7
-10 h 508 +2.2
-12 h 510 +1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -10 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^1
12/ 5 0.4 1x10^2
12/ 4 0.6 3x10^2
12/ 3 0.3 3x10^2
12/ 2 0.4 3x10^2
12/ 1 0.4 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/11/30 13:51 フィラメント噴出により弱いCMEが発生しています。磁気圏は静穏です。
2014/12/ 1 12:12 フレアの発生は弱まっています。太陽風磁場の強まりは続いています。
2014/12/ 2 12:04 太陽風は600km/秒の高速風に変わっています。
2014/12/ 3 10:57 太陽風は平均的な速度に戻っています。2222黒点群でCクラスフレアが続いています。
2014/12/ 4 13:26 太陽風の速度が再び500km/秒近くに上がっています。
最新のニュース

2014/12/ 5 12:18 更新
2222黒点群でM6.1など中規模フレアが3回起きました。11月の黒点数は70.1でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、
2014年11月の黒点総対数は 70.1 と発表されました。
10月の 60.6 より少し上がりましたが、
長期的に見ると、この1年ほどの低下傾向に沿った変化です。
太陽活動は、ゆっくりと極小期へ向かっています。



静かになりかけていた2222黒点群で、
Mクラスの中規模フレアが3回発生しました。
昨日の夕方、4日17時(世界時4日8時)にM1.3、
今日未明、5日3時(世界時4位置18時)に最大のM6.1、
その直後、5日4時半(世界時4位置19時半)にM1.3です。

M6.1フレアの様子を、
SDO衛星AIA193と131の動画で紹介します。
太陽の南西部(右下)で、激しい爆発が発生しています

この動画では、
AIA193(茶色の写真)の南半球にも注目して下さい。
コロナホールがぽっかりと広がっている様子が
立体的に感じられます。

SOHO衛星のLASCOカメラによると、
目立ったCMEの噴出は起きていないようです。

2222黒点群は、
その後はC1.1の小さいフレアを起こした程度です。
どの様な活動度なのか、引き続き注目して下さい。


太陽風は、480〜500km/秒と高速の風が続いています。
磁場強度は、10nTから7nTに少し下がっています。

磁場の南北成分は、やや北寄りに推移していますが、
グラフの後半で南に振れることも多くなり、
AE指数は、小規模の変化が時々発生しています。

SDO衛星AIA193のコロナ写真で見られる様に、
南半球のコロナホールの影響は、更に強まりそうです。
太陽風は、来週にかけて高速状態が続きそうです。




太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


2222黒点群で発生した、M6.1の中規模フレア。SDO衛星AIA193、131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。