宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:06)
昨日、C2.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/27 --- ---
4/26 23:41 C2.4
14:58 C1.6
09:07 C1.6
07:17 C1.9
4/25 20:55 C3.3
09:16 X1.3
05:58 C2.3

黒点  4/27 (NOAA)
磁場 フレア
2042 1 α ---
2045 1 α C2
2047 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 346 +2.1
-2 h 346 -0.3
-4 h 350 -1.8
-6 h 355 -2.3
-8 h 365 -2.3
-10 h 355 -1.9
-12 h 360 -2.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -22 -/ -
-12 h -22 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^3
4/27 0.3 7x10^3
4/26 0.3 4x10^3
4/25 0.5 1x10^3
4/24 0.4 2x10^2
4/23 0.4 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 4/22 13:22 太陽風は500km/秒の高速状態が続いています。Cクラスのフレアが発生しています。
2014/ 4/23 11:49 太陽風は平均的な速度に戻っています。Cクラスのフレアが続いています。
2014/ 4/24 12:29 太陽風の磁場が南寄りに振れ、磁気圏の活動がやや活発になっています。
2014/ 4/25 13:50 太陽でX1.3の大規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。
2014/ 4/26 12:32 太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風は平均的な速度です。
最新のニュース

2014/ 4/27 12:06 更新
太陽の活動は穏やかです。太陽風は低速の風になっています。

担当 篠原

太陽では、C1、C2の小さいフレアの発生が3回記録されています。
いずれも東端と西端で発生したもので、
こちら側に見えている黒点群は穏やかです。

可視光写真では、南東(左下)に2047黒点群が発生し、
その向こうの南東の端からも新しい黒点が上がってきています。
また、北西(右上)にも小さい黒点が出現しています。
これらの領域の活動はどの様なものか注目して下さい。


太陽風は、引き続き速度が低下して、
現在は350km/秒と低速の風になっています。
磁場強度も3nTと弱めです。

磁場の南北成分は、
-2nTと振れ幅は小さいですがずっと南を向いていました。
このため磁気圏では小規模の活動が続いている様で、
AE指数では、300nT前後の変化が長い時間見られています。

ACEのグラフでは、
最後のところで磁場の南北成分は北向きに切り替わっています。
この傾向が続くのであれば、
磁気圏の活動は弱まり、穏やかな状態になるでしょう。


ここ数日の太陽風の影響で、
放射線帯の高エネルギー電子の数が増加しています。
GOES衛星のグラフでは青線(GOES15)と赤線(GOS13)は
10,000の線には達していませんが、
すぐ近くまで高まったのは2月21〜22日以来で、
およそ2ヶ月ぶりです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。