宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:50)
今日、X1.3の大規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/25 09:16 X1.3
05:58 C2.3
4/24 19:03 C2.9
08:11 C3.3
4/23 21:45 C5.1
21:03 C2.3
09:46 C4.3
05:01 C2.1
03:30 C2.5

黒点  4/25 (NOAA)
磁場 フレア
2038 7 β C4
2042 1 α ---
2044 7 β C3
2045 1 β ---
2046 5 β X1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:47 456 +1.8
-2 h 442 -0.7
-4 h 469 -1.8
-6 h 462 -3.3
-8 h 461 -0.3
-10 h 448 +0.5
-12 h 435 -3.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -21 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^2
4/25 0.4 1x10^3
4/24 0.4 2x10^2
4/23 0.4 6x10^1
4/22 0.6 1x10^2
4/21 4.7 9x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 4/20 12:22 太陽は比較的穏やかです。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
2014/ 4/21 12:03 太陽風の乱れが到来して、速度は700km/秒に達しました。磁気圏の活動も高まっています。
2014/ 4/22 13:22 太陽風は500km/秒の高速状態が続いています。Cクラスのフレアが発生しています。
2014/ 4/23 11:49 太陽風は平均的な速度に戻っています。Cクラスのフレアが続いています。
2014/ 4/24 12:29 太陽風の磁場が南寄りに振れ、磁気圏の活動がやや活発になっています。
最新のニュース

2014/ 4/25 13:50 更新
太陽でX1.3の大規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。

担当 篠原

今朝、25日9時半(世界時25日0時半)に、
太陽の西の端近くの2046黒点群で、
X1.3の大規模フレアが発生しました。

Xクラスのフレアの発生は、3月29日のX1.0以来で、
およそ1ヶ月ぶりのことです。

フレアの様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。
右端が急激に明るく輝き、
その後にできるガスの明るいループが印象的です。

2046黒点群の様子を拡大写真で紹介します。
西に沈んでいった2035黒点群の左隣りに発生した黒点群です。
大きな活動を起こしたものの、これからすぐに沈んでいきます。

X1.3フレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星のLASCOカメラでは、
太陽の右に向かって激しくガスが噴き出しています。

まだ起きたばかりなので、詳しくは分かりませんが、
横へ飛び出しているので、
地球への影響は小さいか、ほとんど見られないでしょう。


太陽では、この領域以外に特に活動は見られず、
これから穏やかな状態になりそうです。


太陽風は、速度が少し高まって、
460km/秒とやや高速になっています。
磁場強度は5nT前後と平均的な値です。

磁場の南北成分は南寄りで推移していて、
この影響で、磁気圏の活動はやや高まっています。
AE指数のグラフは、500nTを超えるくらいの中規模の変動が
繰り返し発生しています。

太陽にはコロナホールはなく、
太陽風も基本的には穏やかに推移するでしょう。
磁場の振れ方によっては、現状の様な磁気圏の活動も発生します。




西の端の2046黒点群で発生したX1.3の大規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の西の端の2046黒点群。SDO衛星の可視光写真。
(c) SDO (NASA)


X1.3のフレアに伴って発生したCME。西へ横方向に噴き出しています。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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