宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:25)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/28 --- ---
6/27 --- ---
6/26 --- ---

黒点  6/28 (NOAA)
磁場 フレア
1775 1 α C1
1777 1 α ---
1778 17 βγ C1
1779 1 α ---
1780 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:17 419 -1.0
-2 h 420 -3.0
-4 h 429 -3.5
-6 h 436 -2.3
-8 h 443 +1.0
-10 h 451 -2.5
-12 h 373 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -17 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
6/28 0.5 3x10^4
6/27 0.7 3x10^4
6/26 1.3 4x10^4
6/25 3.6 5x10^4
6/24 14.1 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 6/23 14:06 600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も少し高まっています。
2013/ 6/24 10:37 M2.9の中規模フレアが発生しました。高速風は続いていますが、速度が下がり始めています。
2013/ 6/25 12:02 500lkm/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も強まりました。
2013/ 6/26 11:03 高速太陽風は終わりつつありますが、次のコロナホールが太陽の中心に来ています。
2013/ 6/27 11:14 太陽風は平均的な速度に下がりました。次の高速風が近づいています。
最新のニュース

2013/ 6/28 10:25 更新
太陽風の弱い乱れが到来しました。高速風の到来はこれからです。

担当 篠原

昨夜、27日23時(世界時26日14時)に
ACE衛星で小さい太陽風の乱れが観測されました。
速度が400km/秒から450km/秒に、磁場強度が4nTから7nTに、
プラズマの密度も2個/cm^3から10個/cm^3程度に急に上昇しています。

タイミングとしては、
23日に太陽で見られたCMEの影響かもしれませんが、よく分かりません。
興味深いことに、27日周期の図を見ると、
27日前5月31日にも良く似た小規模の太陽風の乱れが到来しています。
この時も原因がはっきりしなかったのですが、
ここの太陽風はこういう分布になっているのでしょうか。

その後の太陽風は、磁場強度は8nT前後で推移していますが、
速度は420km/秒に下がっています。
前周期の高速太陽風の到来を参考にすると、
太陽風の磁場はこれから更に強まり、
遅れて、今夜くらいから速度も上昇を始めるかもしれません。
この後のACEの変化に注目して下さい。


太陽風の乱れが到来した後、
太陽風磁場の南北成分は南向きに振れています。
このため、磁気圏の活動度が少し高まって、
AE指数は500nT程度の変化が続くようになっています。

太陽風の本格的な変化はこれからだと思われるので、
磁気圏の変動も今後一段と活発になる可能性があります。


また、太陽風の擾乱の影響で、
放射線帯の高エネルギー電子が大きく減少しています。


太陽では、1778黒点群が少し活動的で、
C1.2の小規模フレアを2回起こしています。
太陽のフレア活動は今後も現状程度でしょう。

太陽の中央から少し右下の領域でフィラメントの噴出が発生しました。
噴き上がる様子がSDO衛星できれいに見えていたので、
動画を掲載します。




SDO衛星AIA193と304による、フィラメント噴出の様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。