宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:37)
今日、M2.9の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/24 05:48 M2.9
6/23 --- ---
6/22 06:26 C2.1

黒点  6/24 (NOAA)
磁場 フレア
1770 2 α ---
1772 5 β C2
1773 5 β C2
1774 4 α ---
1775 6 βγ C1
1776 11 βγ C1
1777 1 α ---
1778 4 β M3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 539 +0.3
-2 h 571 -1.9
-4 h 574 -4.4
-6 h 590 +4.3
-8 h 601 +0.0
-10 h 612 -0.1
-12 h 621 +4.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -74 -/ -
-2 h -86 -/ -
-4 h -73 -/ -
-6 h -79 -/ -
-8 h -86 -/ -
-10 h -66 -/ -
-12 h -75 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 12 5x10^3
6/24 14 7x10^3
6/23 7 6x10^3
6/22 7 9x10^2
6/21 0 2x10^2
6/20 0 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 6/19 11:44 C1〜2の小規模フレアの発生が増えています。太陽風はかなり低速です。
2013/ 6/20 11:44 太陽の東端でC8.4のフレアが発生しました。太陽風は高速風が近づいているかもしれません。
2013/ 6/21 11:54 高速太陽風が到来しました。現在は500km/秒ですが更に高まるかもしれません。
2013/ 6/22 14:22 M2.9の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は600km/秒に上がっています。
2013/ 6/23 14:06 600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も少し高まっています。
最新のニュース

2013/ 6/24 10:37 更新
M2.9の中規模フレアが発生しました。高速風は続いていますが、速度が下がり始めています。

担当 篠原

今朝、24日6時(世界時23日21時)に、
太陽の南東(左下)の1778黒点群でM2.9の中規模フレアが発生しました。
GOES衛星のX線カメラによる動画を掲載します。
一瞬だけ明るく輝く、継続時間の短いフレアでした。

Mクラスのフレアは起きたものの、
その他に目立ったフレアの発生はなく、
X線のグラフとしては落ち着きつつある様に見えます。
可視光写真の黒点の姿も、次第に小さくなってきました。


太陽風は、昨日のニュースの後に、
速度が一旦700km/秒へ高まりましたが、
すぐに低下が始まり、現在は550km/秒と高速状態は続いていますが、
特別に高い速度ではなくなっています。

磁場強度も、8nTに強まった後はゆっくりと下がり、
現在は5nTに戻っています。

27日周期の前周期の変化と同様に、
今回の高速風は後半に入っていると思われます。
今後は更に速度が下がって行くでしょう。


磁気圏の活動は、
AE指数で750nT程度の中規模の変動が度々発生しています。

太陽風の速度と磁場強度が下がってきたので、
こちらの変化も今後は次第に小さくなって行くでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、
昨日よりは増加していますが、10,000のラインには達していません。
明日、もう少し増加するかもしれません。




GOES-15衛星のX線カメラによる、M2.9の中規模フレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。