宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:02)
今日、C3.0の小規模フレアが発生しました。
また、M2.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/25 05:35 C3.0
01:36 C2.0
6/24 20:27 C9.9
17:18 C3.5
05:48 M2.9
6/23 --- ---

黒点  6/25 (NOAA)
磁場 フレア
1772 1 α ---
1774 4 β ---
1775 7 βγ C3
1776 4 β ---
1777 2 α ---
1778 4 β M3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 522 -0.2
-2 h 526 -1.5
-4 h 545 -3.3
-6 h 540 -4.0
-8 h 514 -4.5
-10 h 510 -4.5
-12 h 514 -4.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -41 -/ -
-2 h -55 -/ -
-4 h -57 -/ -
-6 h -47 -/ -
-8 h -61 -/ -
-10 h -61 -/ -
-12 h -61 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.4 2x10^4
6/25 3.6 5x10^4
6/24 14.1 7x10^3
6/23 6.7 6x10^3
6/22 6.7 9x10^2
6/21 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 6/20 11:44 太陽の東端でC8.4のフレアが発生しました。太陽風は高速風が近づいているかもしれません。
2013/ 6/21 11:54 高速太陽風が到来しました。現在は500km/秒ですが更に高まるかもしれません。
2013/ 6/22 14:22 M2.9の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は600km/秒に上がっています。
2013/ 6/23 14:06 600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も少し高まっています。
2013/ 6/24 10:37 M2.9の中規模フレアが発生しました。高速風は続いていますが、速度が下がり始めています。
最新のニュース

2013/ 6/25 12:02 更新
500lkm/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も強まりました。

担当 篠原

高速の太陽風が続いています。
速度はまた少し下がって、
昨日の550km/秒から現在は530km/秒ほどになり、
低下の傾向は続いていますが、
太陽風の高速状態はもう少し続きそうな様子です。

磁場強度は、5nTから4nTに下がりかけています。
一方、南北成分は南寄りの傾向が強まり、
-4nTくらいの南向きが長い時間続いています。

この影響で磁気圏の活動度は高まり、
AE指数のグラフは、500nTから最高1200nTに達する
中規模の活発な変動が1日近く続きました。

現在の太陽風磁場の南北成分は、
南寄りから0nT付近に変わりつつあります。
このため、磁気圏の変動は次第に小さくなりそうです。


SDO衛星AIA193を見ると、
現在の高速風をもたらしていると思われるコロナホールは
太陽の西の端に近付いて、
写真では見にくくなってきました(右上のあたり)。
今回の高速風も次第に終わりに近づいている様です。

一方、次のコロナホールは太陽の中心に達しつつあり、
3日後の28日以降は、こちらの影響で次の高速太陽風が始まりそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
昨日から今日にかけて更に増加して、
青線のGOES15は40,000ほどに達しています。
赤線のGOES13も、瞬間的に10,000の線に到達しています。
高速太陽風の影響で、かなり高まっています。


太陽は、南東(左下)の1788黒点群でC9.9と、
Mクラス寸前の小規模フレアが発生しています。
また、南西(右下)の1775群でもC2.0、C3.0のフレアが起きています。

しかし、全体的に黒点は小さく、
活動が特に激しくなる様子はありません。



GOES-15衛星のX線カメラによる、C9.9のフレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。