宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:25)
今日、C2.8の小規模フレアが発生しました。
また、M2.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/30 10:11 C1.7
08:52 C2.5
06:46 C1.5
03:58 C2.8
03:33 C1.4
11/29 20:40 C5.8
19:45 C2.0
16:03 C3.7
11:26 C1.9
06:11 M2.2
02:38 C3.0
01:07 C1.8
11/28 21:12 C4.8
11:30 C3.1
08:16 C7.1
07:55 C3.4
06:12 M1.0
05:20 C1.6
03:12 C3.2
00:53 M1.6

黒点 11/30 (NOAA)
磁場 フレア
1620 16 βγδ M2
1621 1 α ---
1623 11 βγ C6
1624 1 α ---
1625 10 βγ C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 340 -0.4
-2 h 349 -0.3
-4 h 342 -0.4
-6 h 342 +0.1
-8 h 340 +0.4
-10 h 349 -1.1
-12 h 351 -1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -7 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^1
11/30 0.3 1x10^2
11/29 0.4 1x10^2
11/28 0.3 8x10^1
11/27 0.3 9x10^1
11/26 0.3 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/11/25 12:02 太陽風の乱れは続いています。この後、次の乱れが到来するかもしれません。
2012/11/26 13:16 1620黒点群が大きくなっています。今夜以降に24日のCMEの影響が到来しそうです。
2012/11/27 13:26 1620黒点群でCクラスの小さなフレアが続いています。太陽風にCMEによる乱れが来ました。
2012/11/28 11:49 Mクラスのフレアが2回発生しました。太陽風、磁気圏は穏やかです。
2012/11/29 12:14 1620黒点群でM2フレアが発生しました。太陽風は明日くらいに高速風が到来しそうです。
最新のニュース

2012/11/30 12:25 更新
太陽風は低速です。この後、太陽風の乱れが到来する可能性があります。

担当 篠原

1620黒点群は西に沈みつつあります。
そして、フレアの発生は、東側の1623群と、その上に発生した1625群が
中心になっています。
昨夜、29日21時(世界時29日12時)に、1623群で発生したC5.8が最も大きく、
その他にC1〜2の小さなフレアを10回程度起こしています。

1623群と1625群は、ちょうど南北に並んでいて、
4個セットみたいに見えています。
面白いので、拡大写真を掲載します。

この後も、CクラスからMクラスのフレアが発生する可能性があります。


太陽風は低速の状態が続いています。
速度は340km/秒ともう一段下がり、磁場強度も3nT近くに弱まっています。

磁気圏も静穏で、AE指数は小さな変化が見られる程度です。

太陽風は、これから、CMEとコロナホールの影響で、
速度が高まったり、磁場強度が強まるなどの変動が発生する可能性があります。
CMEは、昨日のニュースで動画を紹介しています。
コロナホールは、今日のSDO衛星AIA193では、
太陽の西側に半分ほど進んでいて、
地球に影響が及び始める目安の位置に達しています。

磁場が南向きに強まれば、活発なオーロラが見られる可能性があります。
オーロラのライブカメラで楽しめるかもしれません。



一昨日、28日の夜にTwitterのアカウント(@swnews)のフォロワー数が、
ちょうど10,000人になっていました。
思わず記念写真を撮ったので、紹介します。
ご覧頂いてありがとうございます。




SDO衛星による、1623黒点群(下の2個)と1625黒点群(上の2個)の拡大写真。
(c) SDO (NASA)


一昨日、28日の夜のフォロワー数はぴったり10,000人でした。どうもありがとうございます。
(c) 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。