宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:14)
今日、M2.2の中規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/29 11:26 C1.9
06:11 M2.2
02:38 C3.0
01:07 C1.8
11/28 21:12 C4.8
11:30 C3.1
08:16 C7.1
07:55 C3.4
06:12 M1.0
05:20 C1.6
03:12 C3.2
00:53 M1.6
11/27 22:19 C1.9
20:11 C1.6
10:56 C5.9
06:11 C2.1
00:22 C2.3

黒点 11/29 (NOAA)
磁場 フレア
1620 20 βγδ M2
1621 1 β ---
1623 3 β C3
1624 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:04 369 -2.1
-2 h 374 -1.9
-4 h 373 -0.9
-6 h 368 -0.2
-8 h 391 -2.0
-10 h 374 -0.5
-12 h 369 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -13 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^1
11/29 0.4 1x10^2
11/28 0.3 8x10^1
11/27 0.3 9x10^1
11/26 0.3 7x10^1
11/25 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/11/24 10:47 大規模なフィラメント噴出が発生しています。CMEによる太陽風の乱れが到来しました。
2012/11/25 12:02 太陽風の乱れは続いています。この後、次の乱れが到来するかもしれません。
2012/11/26 13:16 1620黒点群が大きくなっています。今夜以降に24日のCMEの影響が到来しそうです。
2012/11/27 13:26 1620黒点群でCクラスの小さなフレアが続いています。太陽風にCMEによる乱れが来ました。
2012/11/28 11:49 Mクラスのフレアが2回発生しました。太陽風、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2012/11/29 12:14 更新
1620黒点群でM2フレアが発生しました。太陽風は明日くらいに高速風が到来しそうです。

担当 篠原

1620黒点群は、大きな姿を保っていますが、
次第に西の端に近付いてきました。
SDO衛星による拡大写真をご覧ください。

1620群は、今朝、29日6時半(世界時28日21時半)に
M2.2の中規模フレアを起こし、
その他にも、C4、C3などのCクラスフレアを数回起こしています。
活動は続いていますが、特に強まってはいません。

東から上がってきた1623黒点群も、
昨日の昼に、C3.1のフレアを起こした程度です。

太陽では、一昨日、27日の昼に、東側でフィラメント噴出が発生し、
CME(太陽ガスの放出現象)が発生していました。
SDO衛星AIA193の動画では、黒い細い筋(ダークフィラメント)が、
勢い良く噴き上がる様子が見え、
その後、コロナでループ状のプロミネンスが輝いています。

そして、SOHO衛星LASCO C3では、太陽の左上方向を中心に、
コロナのガスが激しく噴き上がっています。
地球からは斜め方向の噴出ですが、
ある程度、こちらにも向かっている可能性があります。
明日の午後から明後日にかけて、
このCMEに関係する太陽風の乱れが到来する可能性があります。

一方、今日の太陽のコロナ写真(SDO衛星AIA193)を見ると、
中心部のコロナホールは西に進み、
明日くらいに地球へ影響が及び始める目安の位置に達します。
ここからの高速風とCMEの擾乱が、
重なった形で地球にやって来るかもしれません。


太陽風は、速度は370km/秒とやや低速になりました。
磁場強度は4nTで安定しています。

磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化していませんでした。
グラフの最後で小さな変化が発生していますが、
これは、太陽風磁場の南北成分が、
南寄りに変わっていることと関係しているのでしょう。
この傾向が続くようだと、
小さなオーロラの活動が見られるかもしれません。




SDO衛星による、1620黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星AIA193カメラによる、太陽の東側で発生したフィラメントの噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽から北東寄りへ噴出するCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。