宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:23)
昨日、M1.7の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/11 --- ---
10/10 23:08 C2.1
15:58 C4.6
15:39 C2.1
13:51 M1.0
11:48 C5.2
10:37 C2.6
08:19 M1.7
07:14 C3.0
06:30 C3.6
05:44 C3.4
00:17 C5.9
10/ 9 23:48 C1.9
08:56 C1.9
08:00 C2.2

黒点 10/11 (NOAA)
磁場 フレア
1585 4 β C2
1586 1 α ---
1587 1 α C1
1588 3 β ---
1589 12 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 468 -1.3
-2 h 467 -1.1
-4 h 475 +2.2
-6 h 486 -1.7
-8 h 494 +0.3
-10 h 500 -3.0
-12 h 481 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -49 -/ -
-2 h -50 -/ -
-4 h -56 -/ -
-6 h -62 -/ -
-8 h -63 -/ -
-10 h -52 -/ -
-12 h -65 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
10/11 0.5 2x10^4
10/10 0.3 1x10^4
10/ 9 0.5 1x10^4
10/ 8 0.4 2x10^2
10/ 7 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/10/ 6 14:32 太陽でCMEが発生しました。太陽風磁場が南寄りになり、オーロラが発生しています。
2012/10/ 7 15:27 太陽風は低速です。明日以降、太陽風に乱れが発生しそうです。
2012/10/ 8 10:47 太陽でフィラメントの噴出が発生しています。太陽風磁場が南向きに振れています。
2012/10/ 9 10:31 太陽風磁場が大きく南向きに変化して、活発な磁気圏活動が発生しています。
2012/10/10 12:28 太陽風磁場の乱れは終わり、高速風に変わっています。イエローナイフのオーロラ写真をどうぞ。
最新のニュース

2012/10/11 11:23 更新
高速の太陽風は終わりに近づいています。昭和基地のオーロラをご覧ください。

担当 篠原

太陽風の速度は、550km/秒から470km/秒へゆっくりと下がり、
やや高速の状態へ下がっています。
高速太陽風は、昨日の午前中がピークだった様です。

磁場強度も、7nTから4nTへゆっくりと下がり、
平均的な強度に戻っています。

磁場の南北成分は、振れ幅は小さくなっていますが、
比較的南寄りで推移しています。
このため、AE指数を見ると、500nTを越える中規模の活動が
断続的に発生しています。

南極・昭和基地の全天カメラでオーロラの活動が撮影されていたので、
動画を紹介します。
世界時19時半から3時間程度の動画ですが、
始めの頃には夕暮れ、終わりには夜明けと、あっと言う間に空が明るくなっています。
例年の様子では、昭和基地の撮影は今週末くらいまでの様です。


SDO衛星AIA193を見ると、中央部の南半球側に、
コロナホールが東西方向に広がっています。
2日ほどすると、この領域からの影響で、太陽風の速度が高まるかもしれません。
27日前の前周期よりもコロナホールは広がっているので、
前周期は見られなかった高速風が到来する可能性があります。
オーロラの発生など注目してください。


太陽は、昨日のニュースの後も、
M1.0やCクラスのフレアが東端で発生しています。

しかし、昨夜以降は発生頻度が下がって、落ち着いています。
ひと休みして再び活動を強めることも良くあるため、
今後の様子に注目してください。


また、放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
青線のGOES-15は、10,000の線を超えています。




南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。夕暮れと夜明けが近くなっています。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。