宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:32)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 6 --- ---
10/ 5 --- ---
10/ 4 --- ---

黒点 10/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1579 2 β ---
1582 1 α ---
1584 2 α ---
1585 10 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:26 327 -1.4
-2 h 323 -1.8
-4 h 343 -2.5
-6 h 342 -1.4
-8 h 338 -1.3
-10 h 338 -2.5
-12 h 341 -1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 5 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 3 -/ -
-6 h 3 -/ -
-8 h 3 -/ -
-10 h 8 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^1
10/ 6 0.4 5x10^1
10/ 5 0.4 3x10^1
10/ 4 0.3 3x10^1
10/ 3 0.5 3x10^1
10/ 2 0.6 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/10/ 1 09:38 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁場が大きく南向きに振れていて、磁気圏は大きく乱れそうです。
2012/10/ 2 09:22 太陽風磁場の強い南向きによって、やや大きい磁気嵐が発生しました。現在の磁気圏は穏やかです。
2012/10/ 3 12:24 太陽風は300km/秒台前半と低速です。太陽も静かです。
2012/10/ 4 10:30 太陽風は低速で穏やかです。太陽も静かです。黒点数のグラフを掲載します。
2012/10/ 5 11:27 太陽風はとても遅くなっています。アラスカのオーロラ写真をどうぞ。
最新のニュース

2012/10/ 6 14:32 更新
太陽でCMEが発生しました。太陽風磁場が南寄りになり、オーロラが発生しています。

担当 篠原

太陽の南西部の1584黒点群で、B7.8と強度は弱いですが、
長時間変化が続くタイプのフレアが発生しました。
これに伴って、CME(太陽ガスの噴出現象)が発生しています。

SOHO衛星LAASCO C3の動画を見ると、
右下方向を中心に太陽を包むように白いガスが噴き出しています。
その様子は、STEREO Ahead衛星のCOR2カメラでも見ることができます。
地球のある左方向へ、太陽コロナのガスが噴き出しています。

このCMEによる太陽風の小規模の乱れが、
噴出から3〜4日後の8日夜から9日にかけて、
地球に到来する可能性があります。

速度の変化は弱いと思いますが、
磁場強度が強まって大きく南向きに振れると、
磁気圏のオーロラ活動は活発化します。
先ずは、ACEによる太陽風の変化に注目してください。

太陽では、この他には特にフレア活動はなく、穏やかです。


太陽風は、320〜350km/秒と遅い風が続いています。
磁場強度は、5nT前後と平均的な強さで安定しています。

その中で、磁場の南北成分は南向きの傾向が続いています。
このため、磁気圏ではオーロラ活動が発生し、
AE指数で300〜500nTの小規模の変動が、数時間おきに発生しています。

その様子を、昭和基地の全天カメラの動画でご覧ください。
雲越しの写真で、少し残念ですが、
オーロラの輝きが次々に空に現われています。
動画の最後は、夜明けに向かう青空です。

例年の様子だと、昭和基地の全天カメラ撮影は残り10日程です。
最初に紹介したCMEの乱れで、
最後を飾るようなにぎやかなオーロラが現れるでしょうか。




SOHO衛星LASCO C3による、太陽を包むように広がるハロー型のCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2カメラによる、地球方向へ噴き出すCME。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。