宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:28)
今日、M1.7の中規模フレアが発生しました。
また、M2.3の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/10 11:48 C5.2
10:37 C2.6
08:19 M1.7
07:14 C3.0
06:30 C3.6
05:44 C3.4
00:17 C5.9
10/ 9 23:48 C1.9
08:56 C1.9
08:00 C2.2
10/ 8 19:56 M2.3

黒点 10/10 (NOAA)
磁場 フレア
1585 6 β ---
1586 1 α ---
1587 1 α ---
1588 2 β ---
1589 3 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 550 +4.8
-2 h 545 +7.7
-4 h 515 -0.6
-6 h 501 -3.9
-8 h 434 +3.0
-10 h 411 -0.9
-12 h 405 +4.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -57 -/ -
-2 h -64 -/ -
-4 h -73 -/ -
-6 h -69 -/ -
-8 h -79 -/ -
-10 h -83 -/ -
-12 h -89 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
10/10 0.3 1x10^4
10/ 9 0.5 1x10^4
10/ 8 0.4 2x10^2
10/ 7 0.4 1x10^2
10/ 6 0.4 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/10/ 5 11:27 太陽風はとても遅くなっています。アラスカのオーロラ写真をどうぞ。
2012/10/ 6 14:32 太陽でCMEが発生しました。太陽風磁場が南寄りになり、オーロラが発生しています。
2012/10/ 7 15:27 太陽風は低速です。明日以降、太陽風に乱れが発生しそうです。
2012/10/ 8 10:47 太陽でフィラメントの噴出が発生しています。太陽風磁場が南向きに振れています。
2012/10/ 9 10:31 太陽風磁場が大きく南向きに変化して、活発な磁気圏活動が発生しています。
最新のニュース

2012/10/10 12:28 更新
太陽風磁場の乱れは終わり、高速風に変わっています。イエローナイフのオーロラ写真をどうぞ。

担当 篠原

カナダ・イエローナイフのYoshi Otsukaさんより、
昨夜のオーロラの素晴らしい写真が届きました。

Otsukaさんによると、この時期は季節の変わり目のため、
天候がかなり不安定なのだそうですが、
昨夜は、夜に5時間ほど空が晴れて、
オーロラを観望することができたそうです。

Otsukaさんからは、これまでに何度も
オーロラの写真を送っていただいていることもあり、
再び北半球のオーロラシーズンが始まったのだなと強く感じます。
撮影したばかりの美しい写真を、どうもありがとうございます。


太陽風は、磁場の乱れが弱まって、今度は高速の風に変わっています。

昨日到来していた15nTを越える磁場の強まりは、
今日に入った頃から少しずつ弱まって、
現在は8nTとまだ強めですが、普通の状態に戻りつつあります。

磁場の大きな南向きも、昨夕、9日17時(世界時9日8時)頃に終わり、
以降は、0nTをはさんで南北に振れています。

磁気圏の活動は、太陽風磁場の南向きが強かった頃は、
AE指数で1000nTを超える大きな変化をしていましたが、
以降は変化が弱くなっています。

昨夜は、昭和基地の全天カメラもオーロラの輝きを捉えていたのですが、
雲が空を覆っていて、写真全体がぼんやりと光っているだけでした。


現在の太陽風は、速度が550km/秒に上がって、高速状態になっています。
SDO衛星AIA193で見えていたコロナホールの影響が来ているのでしょう。
明日、明後日くらまで、速度は高めの状態が続くかもしれません。


太陽では、今朝、10日8時半(世界時9日23時半)のM1.7の中規模フレアと、
多数のCクラスフレアが東の端で発生しています。
可視光写真を見ると、北東(左上)に大きな黒点が見えていますが、
南東(左下)からも、新しい活動領域が顔を出しそうです。




YOSHI OTSUKAさんにより、カナダ・イエローナイフで世界時9日17時17分に撮影されたオーロラ。
(c) YOSHI OTSUKA 氏


YOSHI OTSUKAさんにより、カナダ・イエローナイフで世界時9日18時53分に撮影されたオーロラ。
(c) YOSHI OTSUKA 氏


YOSHI OTSUKAさんにより、カナダ・イエローナイフで世界時9日18時56分に撮影されたオーロラ。
(c) YOSHI OTSUKA 氏


南極の昭和基地の全天カメラ画像。雲越しにオーロラの光が見えています。
(c) 国立極地研究所


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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