宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:32)
今日、C5.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/27 11:48 C5.4
08:31 C2.7
3/26 15:16 C1.5
3/25 10:39 C2.6
09:15 C3.0

黒点  3/27 (NOAA)
磁場 フレア
1438 1 α ---
1442 3 β C3
1444 5 β C3
1445 7 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 340 -2.6
-2 h 347 -4.8
-4 h 341 -2.5
-6 h 339 -0.3
-8 h 348 +0.6
-10 h 350 +0.7
-12 h 353 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -6 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h 2 -/ -
-8 h -1 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^2
3/27 0.4 8x10^2
3/26 0.4 7x10^2
3/25 0.3 6x10^2
3/24 0.4 2x10^5
3/23 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 3/22 11:43 新しい黒点群が発生し、小規模フレアを起こしています。太陽風は平均的な状態です。
2012/ 3/23 08:46 太陽風に弱い変化が発生しています。太陽は穏やかの様です。
2012/ 3/24 13:24 太陽風は穏やかです。M1の中規模フレアが発生しています。
2012/ 3/25 19:06 太陽で小規模フレアが起きています。太陽風は平均的な速度です。
2012/ 3/26 18:36 太陽風は低速の風になりました。太陽の活動もC1.5のフレアが発生した程度です。
最新のニュース

2012/ 3/27 13:32 更新
太陽風は低速です。磁場が南寄りに変わり、オーロラ活動が少し強まっています。

担当 篠原

フレアの発生をお知らせするメールを始めます。
このページ上部の「速報メール」のページからお申し込み下さい。
Twitterで流している速報のメール版で、内容に違いはありません。
現在もフレアの発生はあまり激しくありませんが、太陽活動の極大期を味わって下さい。


太陽風は、350km/秒と低速の状態が続いています。
磁場強度も4nTと平均的な値で推移しています。

今朝、27日6時(世界時26日21時)に、太陽風磁場のセクター境界がやって来た様です。
ACEの図では、水色の線がここでジャンプしています。
また、27日周期の図のセクターのグラフを見ると、
太陽風磁場の大まかな方向が
「A:太陽から地球方向」から「T:地球から太陽方向」へ変わっています。
ただし、前周期の変化を見ると、
2月28〜29日に短時間の「T」への変化が起きてすぐ戻り、
3月1日以降安定した「T」に変わっています。
今日の変化も、短時間で一旦「A」に戻るかもしれません。

また、セクターの切り替わりとともに、
太陽風磁場の南北成分が南寄りの傾向に変わっています。
このため、27日9時(世界時27日0時)以降のAE指数に小規模の変化が発生しています。
この頃の南極、昭和基地のオーロラの様子を全天カメラの動画で紹介します。
いよいよオーロラの季節は南半球へ移った様です。


太陽では、お昼、27日12時(世界時27日3時)に、
1444黒点群でC5.4の小規模フレアが発生しました。
ただ、可視光写真では1444群はほとんど見えなくなっています。

今後もこの領域の活動に注目して下さい。
また、この後、東の端から新しい黒点群が姿を現しそうです。
STEREO Behind衛星によると、ここでフレアが発生しています。
出現後は、こちらへの注意も必要になりそうです。



南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、明け方のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。