宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:46)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/23 --- ---
3/22 --- ---
3/21 21:37 C3.0
08:41 C1.7

黒点  3/22 (NOAA)
磁場 フレア
1433 1 α ---
1434 2 β ---
1435 2 α ---
1438 2 α ---
1440 5 βγδ C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:37 403 -2.1
-2 h 408 -6.5
-4 h 416 -1.6
-6 h 388 +3.6
-8 h 372 +1.7
-10 h 371 +1.3
-12 h 368 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -28 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^3
3/23 0.3 2x10^4
3/22 0.5 4x10^4
3/21 0.4 5x10^4
3/20 0.4 5x10^4
3/19 0.5 5x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 3/16 10:38 太陽風の乱れが到来し、活発な磁気圏活動が発生しました。ニュージーランドのオーロラをご覧下さい。
2012/ 3/19 16:04 高速の太陽風が続いています。太陽の活動は穏やかです。
2012/ 3/20 11:26 太陽風の速度は下がり、高速風は終わりつつあります。太陽も概ね静穏です。
2012/ 3/21 12:09 太陽風は平均的な速度になっています。太陽の活動も穏やかです。
2012/ 3/22 11:43 新しい黒点群が発生し、小規模フレアを起こしています。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2012/ 3/23 08:46 更新
太陽風に弱い変化が発生しています。太陽は穏やかの様です。

担当 篠原

太陽風は、23日4時(世界時22日19時)頃にセクターの切り替わりを迎えたようです。
27日周期の図を見ると、セクターのグラフが、
「T」の青色から「A」の赤色に切り替わりそうな様子です。
もしそうであれば、今回も27日周期より2日ほど長くかかって回帰したことになります。

セクター境界とは、太陽風の磁場の大まかな方向が、
T(地球から太陽向き)と、A(太陽から地球向き)の間で切り替わる変化のことです。
この変化は太陽コロナの磁場の分布と関係しています。
そして、境界を越える時に太陽風の様子が変わることもあります。

今回も、太陽風の磁場強度が10nTまで強まり、
プラズマの密度が1個/cm^3から10個/cm^3へ増え、
速度も小幅ですが370km/秒から410lkm/秒へ高まるなどの変化が見えています。
これらの変化はあまり長く続かず、今日のうちに落ち着くのではないかと思います。


太陽磁場が強まるとともに、大きく南に振れています。
この影響で一時的に磁気圏活動が強まりそうです。
AE指数のグラフは既に800nTの変化を記録しています。

今後は太陽風の変化が落ち着くとともに、磁気圏も静穏な状態に戻るでしょう。

ただ、この変動の影響で、放射線帯の高エネルギー電子が一気に減少しそうです。
GOESのグラフは既に10分の1程度に下がっています。


太陽は、GOES衛星のX線のグラフが21日で止まっていて、
最新の状況が分かりません。
可視光写真では、昨日注目した1440黒点群は小さくなっています。
全体的には穏やかな様です。

一方、太陽の南東の端に活動的な領域がある様です。
もうすぐこちら側に姿を現すでしょう。



これから和歌山へ出発します。
月曜日まで更新が不定期になると思います。
ご了解下さい。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。