宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:26)
今日、C3.5の小規模フレアが発生しました。
また、M1.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/20 06:55 C3.5
3/19 --- ---
3/18 09:22 C1.9
05:32 M1.4

黒点  3/20 (NOAA)
磁場 フレア
1432 1 α C1
1433 4 β ---
1434 6 β M1
1435 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:17 460 -0.7
-2 h 476 -1.7
-4 h 495 -0.9
-6 h 513 -1.8
-8 h 529 -1.4
-10 h 538 +0.1
-12 h 518 +0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -31 -/ -
-2 h -32 -/ -
-4 h -33 -/ -
-6 h -33 -/ -
-8 h -32 -/ -
-10 h -33 -/ -
-12 h -37 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^4
3/20 0.4 5x10^4
3/19 0.5 5x10^4
3/18 0.5 4x10^4
3/17 1.2 5x10^4
3/16 3.8 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 3/13 11:18 CMEによる太陽風の乱れがやって来ました。磁気圏の活動も大きく高まりました。
2012/ 3/14 10:37 M7.9の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。
2012/ 3/15 14:02 高速の太陽風が続いていました。明日くらいから次の擾乱が始まりそうです。
2012/ 3/16 10:38 太陽風の乱れが到来し、活発な磁気圏活動が発生しました。ニュージーランドのオーロラをご覧下さい。
2012/ 3/19 16:04 高速の太陽風が続いています。太陽の活動は穏やかです。
最新のニュース

2012/ 3/20 11:26 更新
太陽風の速度は下がり、高速風は終わりつつあります。太陽も概ね静穏です。

担当 篠原

フィンランド、Oulu(北緯65度)にお住いの小松兼一さんより、
現地16日22時(日本時間17日5時、世界時16日20時)頃に撮影された
美しいオーロラの写真が届きました。
Ouluの街明かりの上に輝くオーロラの様子をどうぞご覧ください。
2枚目の写真は白樺の木々の間に見えたオーロラだそうです。

15日にやってきた太陽風の乱れの真っ最中に撮影されたオーロラです。
本当は撮影直後に送ってくださっていたのですが、
出張と停電の関係で掲載が遅くなってしまいました。

小松さんは昨年11月からOuluにお住いとのことで、
この夜は、市内の街明かりの中でも十分見ることができ、
郊外へ出ると、月明かりの様に足下が明るく照らされることもあったそうです。

フィンランドのオーロラは初掲載です。
どうもありがとうございます。


現在の太陽風は、コロナホールの影響も終わりに近づいているようです。
昨夜より、磁場強度は5nTから3nTに弱まり、
速度は、530km/秒から450km/秒に下がっています。

この後も、穏やかな太陽風に変わって行きそうです。

これに合わせるように、AE指数のグラフも、
変化は200〜500nTとやや小さくなっています。
太陽風の弱まりとともに、今後も変化は小さくなって行くでしょう。

SDO衛星AIA193によると、現在の太陽コロナは、
中心付近に小さいコロナホールが見えますが、
この大きさでは、特に大きな影響はないでしょう。
その他にはコロナホールも見られず、しばらく静かな太陽風が続きそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も10000の警戒レベルを超えています。
太陽風が穏やかになると、今後の減少はゆっくりと進みます。
まだ数日にわたって高い状態が続く可能性があります。


太陽では、今朝、20日7時(世界時19日22時)に
C3.5の小規模フレアが1434黒点群で発生しています。
しかし、1434群は特に発達する様子もなく、このまま西に没して行きそうです。
そして、太陽はしばらく静かになりそうです。



フィンランド、Ouluの小松兼一さんによる、現地16日22時13分のオーロラ。
(c) 小松兼一氏


フィンランド、Ouluの小松兼一さんによる、現地16日22時08分のオーロラ。
(c) 小松兼一氏


フィンランド、Ouluの小松兼一さんによる、現地16日22時35分のオーロラ。
(c) 小松兼一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。