宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:52)
昨日、C4.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/10 --- ---
6/ 9 12:39 C4.1
12:05 C1.9
6/ 8 --- ---

黒点  6/10 (NOAA)
磁場 フレア
1227 1 α ---
1228 1 α ---
1232 2 α ---
1234 2 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:44 425 +3.7
-2 h 424 -1.2
-4 h 439 +1.9
-6 h 361 -6.6
-8 h 360 -2.6
-10 h 388 -3.0
-12 h 420 -2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -33 -18/ 8
-2 h -36 -7/ 22
-4 h -42 6/ 5
-6 h -39 7/ 7
-8 h -37 1/ 2
-10 h -37 0/ 3
-12 h -38 2/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.2 3x10^2
6/10 4.2 3x10^3
6/ 9 12.0 2x10^3
6/ 8 72.9 8x10^2
6/ 7 52.7 5x10^2
6/ 6 4.9 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 6/ 6 11:51 CMEによる太陽風の乱れは終息に近づいています。太陽ではフィラメントの噴出が発生しています。
2011/ 6/ 7 10:42 太陽風は平均的な速度になり、磁気圏活動も穏やかです。
2011/ 6/ 7 21:17 M2.5の中規模フレアが発生し、CMEが激しく噴出しています。
2011/ 6/ 8 12:02 昨日、M2.5の中規模フレアに伴って、非常に激しいCMEが発生しています。
2011/ 6/ 9 11:32 500km/秒前後の高速太陽風が続いています。明日くらいにCMEの影響が来るでしょう。
最新のニュース

2011/ 6/10 11:52 更新
太陽風に小規模の乱れがやって来ました。7日のCMEの影響はこの後です。

担当 篠原

今日の早朝、太陽風に小規模の変化がやって来ました。
磁場強度が10nT(一時的に15nTまで)に強まり、
続いて、350km/秒に下がっていた速度が500km/秒近くに上がったのです。

変化は短時間で終わり、既に磁場強度は5nTに、
速度も450km/秒と昨日の速度くらいに戻っています。

乱れ始めた時は、7日のCMEの影響がやって来たのかと思ったのですが、
2日半と早い到達の割に速度があまり上がらないことや、
変化の様子から見て、コロナホールの影響の様に思われます。

引き続き、太陽風の変化に注目してください。


昨日から今朝にかけて、太陽風の磁場はずっと南向きになっていました。
このため、小規模ですがAE指数はずっと300〜500nTの変化を記録しています。

今朝の太陽風の乱れ以降、磁場は北寄りに切り替わっていて、
磁気圏の変動は今後は小さくなるでしょう。


太陽では、南半球の東端から1234黒点群が現れました。
C1と小さいですが小規模フレアを起こしています。

この他に、西に没した1226黒点群が、C1.8、C4.1の小規模フレアを起こしています。


昨日紹介していなかったのですが、太陽放射線は既に弱まっています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。