宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:42)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 7 --- ---
6/ 6 --- ---
6/ 5 --- ---

黒点  6/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1226 8 β C1
1227 1 α ---
1228 4 β ---
1232 3 β ---
1233 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:37 409 -1.0
-2 h 411 -0.2
-4 h 415 -0.0
-6 h 425 -1.6
-8 h 425 +0.0
-10 h 449 -1.5
-12 h 442 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -22 -16/ 9
-2 h -23 -4/ 8
-4 h -25 0/ 2
-6 h -26 1/ 5
-8 h -29 5/ 2
-10 h -29 5/ 2
-12 h -29 6/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.5 2x10^2
6/ 7 4.0 4x10^2
6/ 6 4.9 4x10^2
6/ 5 4.0 2x10^4
6/ 4 0.4 1x10^4
6/ 3 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 6/ 2 12:08 C4のフレアが発生し、CMEが地球方向に噴き出しています。高速太陽風は終わりつつあります。
2011/ 6/ 3 11:55 太陽風の速度がは400km/秒に下がりました。再び高速風が到来する可能性があります。
2011/ 6/ 4 14:36 太陽風は低速になっています。明日以降、CMEによる太陽風の乱れが始まりそうです。
2011/ 6/ 5 11:01 太陽風の乱れが到来しました。強い磁場の変化を受けて、オーロラ活動が強まっています。
2011/ 6/ 6 11:51 CMEによる太陽風の乱れは終息に近づいています。太陽ではフィラメントの噴出が発生しています。
最新のニュース

2011/ 6/ 7 10:42 更新
太陽風は平均的な速度になり、磁気圏活動も穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度はゆっくり下がって、400km/秒と平均的な値に落ち着いています。
ACEのグラフでは、上から下まで大きく下がったように見えますが、
数字としては、460km/秒から400km/秒に下がっただけの小幅の変化です。
27日周期の図の緑色のグラフを見ると、
ゆっくりとした変化だということが分かります。

磁場強度も、4nTから3nTと弱まっています。
太陽風は穏やかな風になっています。

磁気圏も概ね静穏で、AE指数は小規模の変化が時々発生している程度です。


太陽風は、基本的にはこのまま穏やかに推移するでしょう。
明日か明後日くらいに、昨日お知らせしたCMEの影響がやって来るかもしれません。
一時的な磁場強度の高まりと、それによる磁気圏活動の活発化が考えられます。

一方、現在の太陽には目立ったコロナホールは見られません(SDO衛星AIA193)。
前周期には中心付近に小さなコロナホールがあったのですが、現在ははっきりせず、
しばらく穏やかな太陽風が続きそうです。


太陽では、Bクラスの小さなフレアが頻発しています。
北西(右上)の1228黒点群が活動を強めているようです。
しかし、黒点の規模は小さく、
現状では特に大きな活動にはならないだろうと思います。

全体としては、5月の下旬から始まった太陽活動の高まりも一段落の印象です。


放射線帯の高エネルギー電子は、低いままで推移しています。
次の擾乱が来るまでは、この状態が続くでしょう。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。