宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:51)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 6 --- ---
6/ 5 --- ---
6/ 4 07:17 C1.6
00:38 C2.5

黒点  6/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1226 10 β C3
1227 5 β ---
1228 5 β ---
1232 3 α ---
1233 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 460 -3.2
-2 h 474 -2.9
-4 h 494 +2.0
-6 h 493 +3.5
-8 h 474 +0.7
-10 h 509 -6.0
-12 h 473 -6.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -37 -9/ 11
-2 h -32 -1/ 10
-4 h -35 6/ 12
-6 h -43 17/ 16
-8 h -55 14/ 10
-10 h -51 -4/ 19
-12 h -44 -2/ 16

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 4.3 5x10^1
6/ 6 4.2 8x10^1
6/ 5 4.0 2x10^4
6/ 4 0.4 1x10^4
6/ 3 0.4 1x10^4
6/ 2 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
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沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 6/ 1 13:22 600km/秒近い高速の太陽風が続いています。オーロラの活動も活発です。
2011/ 6/ 2 12:08 C4のフレアが発生し、CMEが地球方向に噴き出しています。高速太陽風は終わりつつあります。
2011/ 6/ 3 11:55 太陽風の速度がは400km/秒に下がりました。再び高速風が到来する可能性があります。
2011/ 6/ 4 14:36 太陽風は低速になっています。明日以降、CMEによる太陽風の乱れが始まりそうです。
2011/ 6/ 5 11:01 太陽風の乱れが到来しました。強い磁場の変化を受けて、オーロラ活動が強まっています。
最新のニュース

2011/ 6/ 6 11:51 更新
CMEによる太陽風の乱れは終息に近づいています。太陽ではフィラメントの噴出が発生しています。

担当 篠原

昨日始まったCMEによる太陽風の変動は、
昨日のニュースの頃に最も大きく乱れていた様で、
その後、速度、磁場強度ともにゆっくりと弱まっています。

現在の速度は、460km/秒と平均的なレベルに近く、
磁場強度も4nT程度に弱まっています。

磁気圏の活動も、昨日のニュースの頃が最も活発で、
AE指数は、最大2000nTに達する激しい変動を記録しています。
5日12時(世界時5日3時)頃までは、1000nT近い強い活動が続きましたが、
その後、太陽風磁場の南北成分が北向きに変わったために、
オーロラ活動はすっかり小さくなりました。


今回の太陽風の乱れは、このまま速度が下がって終わりになり、
この後は、穏やかな風になるでしょう。


一方、太陽では、北東部(左上)で新しいフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。
これによって発生したCMEを、SOHO衛星とSTEREO Behind衛星で見て下さい。

STEREO Behindでは、地球は右方向にあります。
フィラメント噴出は中緯度で起きていて、CMEも斜め上に向かって噴き出しています。
SOHOの動画では、ガスは上に向かって噴き出して見えますが、
STEREOを見ると地球のある横方向にもある程度ガスが向かっている様です。
3〜4日後の6月8〜9日頃の太陽風に、磁場の強まりがやって来る可能性があります。
今回ほどではありませんが、ある程度活発な磁気圏活動が発生するかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、昨日の変動で大きく下がったままです。
この様子では、今回は大きく増加することはなさそうです。


太陽のフレア活動は、つい先ほどC1の小規模フレアが発生したくらいで、
目立った活動はありません。
黒点も目立った変化はなく、太陽の活動は穏やかに推移しそうです。



SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の北東部で発生したフィラメントの噴出。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


フィラメント噴出によって発生したCME。SOHO LASCO C3とSTEREO behind COR2による。
(c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。