宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:32)
昨日、C5.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 1 --- ---
10/31 13:15 C5.7
12:09 C1.9
10/30 --- ---

黒点 11/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1117 8 β C6
1120 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 356 +5.3
-2 h 358 +4.5
-4 h 354 +2.4
-6 h 344 +0.0
-8 h 345 +1.0
-10 h 363 +5.2
-12 h 376 +6.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -12 -6/ 6
-2 h -14 -9/ 10
-4 h -15 -17/ 7
-6 h -14 -12/ 5
-8 h -11 -15/ 7
-10 h -10 -20/ 14
-12 h -11 -20/ 14

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^2
11/ 1 0.3 1x10^3
10/31 0.5 4x10^3
10/30 0.4 3x10^3
10/29 0.4 3x10^3
10/28 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/10/27 12:31 太陽風の速度は550km/秒に下がり、後半に入っています。太陽活動は現在は穏やかです。
2010/10/28 10:40 太陽風の速度は480km/秒に下がり、高速風は終わりつつあります。
2010/10/29 10:01 太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽も穏やかです。
2010/10/30 07:57 太陽風は平均的な速度で安定し、磁気圏は静穏です。
2010/10/31 09:32 太陽風は平均的な速度に上がっています。太陽に1120黒点群が現われました。
最新のニュース

2010/11/ 1 10:32 更新
1117黒点群で2つのCクラスフレアが発生しました。太陽風は低速になっています。

担当 篠原

昨日、1117黒点群で2つのCクラス小規模フレアが発生しました。
31日12時(世界時31日3時)にC1.8、31日13時半(世界時31日4時半)にC5.7のふたつです。
どちらも短時間のタイプで、CME(太陽ガスの放出現象)は起きていないようです。

1117黒点群は、太陽の西の端に没して、地球からはほとんど見えなくなりました。
(掲載の可視光写真では、まだ写っています)
それでも、現在はSTEREO Aheadを使ってさらに追い続けることができます。
地球への影響はありませんが、太陽活動の全体を知るためには興味深いデータです。

太陽の東端には、1120黒点群があります。
黒点の数が増えて、多少発達しているようです。
今後の変化に注意してください。


太陽風は、360km/秒と低速状態に変わっています。
400km/秒への高まりは、短い期間で終わりました。

一方、磁場強度は、昨日の昼より10nT近くに強まっています。
南北成分はほとんど北向きで、このため、磁気圏は静穏です。
AE指数は全く変化していません。

現在の磁場強度の強まりは、高速風と関連した変化ではないように思います。
それでも、南北成分が南向きに切り替わると、
強い南向きに変わるため、オーロラの活動を強めることになります。

また、SDO AIA193の太陽の中心付近に見える、小さなコロナホールの影響も、
明後日くらいに一時的にやって来る可能性があります。

その後は、10日程度の長い期間、低速の穏やかな太陽風が続きそうです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。