宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:01)
昨日、C1.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/29 --- ---
10/28 01:58 C1.3
10/27 --- ---

黒点 10/29 (NOAA)
磁場 フレア
1117 17 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 411 -0.5
-2 h 428 +1.4
-4 h 425 +1.5
-6 h 434 -1.1
-8 h 430 +0.9
-10 h 428 +1.0
-12 h 432 -1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -13 -32/ 8
-2 h -12 -27/ 5
-4 h -13 -24/ 3
-6 h -14 -23/ 6
-8 h -13 -28/ 5
-10 h -13 -26/ 10
-12 h -13 -30/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
10/29 0.4 3x10^3
10/28 0.4 5x10^3
10/27 0.4 1x10^4
10/26 0.3 1x10^4
10/25 0.3 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/10/24 12:32 650km/秒の高速風が続き、活発なオーロラを起こしています。1117黒点群が大きくなっています。
2010/10/25 11:07 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラも活発です。
2010/10/26 12:22 1117黒点群が大きくなっています。600km/秒台の高速太陽風が続いています。
2010/10/27 12:31 太陽風の速度は550km/秒に下がり、後半に入っています。太陽活動は現在は穏やかです。
2010/10/28 10:40 太陽風の速度は480km/秒に下がり、高速風は終わりつつあります。
最新のニュース

2010/10/29 10:01 更新
太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽も穏やかです。

担当 篠原

2003年10月29日に最初のニュースをお伝えして以来、
今日で宇宙天気ニュースは7周年を迎えました。
ご愛読ありがとうございます。
どうぞこれからもよろしくお願いします。


高速太陽風の領域は通り過ぎ、太陽風の速度は、420km/秒と平均的な値に下がっています。
磁場強度は、3nTとやや弱まった状態です。

磁気圏のオーロラ活動も低調で、AE指数は小さな変化が2つ発生している程度です。


SDO AIA193の太陽コロナ写真によると、太陽の南半球側には、
縦に細長いコロナホールが、南極側から中緯度付近まで伸びています。
中心線を通過したくらいの位置にあり、
2日後くらいに太陽風の乱れとして影響がやって来る可能性があります。
小規模の高速風が、短い期間やって来る程度でしょうか。

これが通過すると(あるいは来なかった場合)、
太陽風はしばらく低速の穏やかな状態が続きます。

掲載している27日周期の図を見ると、
前周期は右端の10月11日まで300km/秒台の低速の太陽風が続いています。
この後も5日ほど遅い太陽風が続き、
10月17日頃からやっと400km/秒台に上がったという状況です。

これをそのまま今後にあてはめると、
27日周期の図に見える11月7日を通り過ぎて、
11月12日くらいまで300km/秒台の風が続きます。
そして、11月13日頃から400km/秒台に上がるという見込みになり、
これから半月近く穏やかな状態になるのかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、2000ほどで安定しています。
この後も、ゆっくりと減少していくでしょう。


太陽は、1117黒点群が大きな姿を見せていますが、
X線の変動はほとんどなくなり、穏やかな状態です。

この後、すぐに黒点が現われる気配もなく、太陽は静かな状態が続きそうです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。