宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:31)
昨日、C2.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内が荒れています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/27 --- ---
10/26 07:05 C2.3
10/25 --- ---

黒点 10/27 (NOAA)
磁場 フレア
1113 1 α ---
1115 1 α ---
1117 31 βγ C2
1119 1 α C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 548 +0.9
-2 h 552 +0.0
-4 h 553 +0.9
-6 h 567 +1.2
-8 h 573 -0.6
-10 h 578 -1.3
-12 h 584 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -11 -55/ 5
-2 h -11 -54/ 15
-4 h -11 -41/ 5
-6 h -13 -36/ 11
-8 h -14 -25/ 6
-10 h -11 -29/ 9
-12 h -10 -33/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
10/27 0.4 1x10^4
10/26 0.3 1x10^4
10/25 0.3 9x10^3
10/24 0.4 2x10^3
10/23 0.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/10/22 12:06 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も穏やかです。太陽で爆発現象が3つ発生しています。
2010/10/23 13:01 太陽風の速度が600km/秒に上昇しています。SOHO衛星で彗星とCMEが観測されました。
2010/10/24 12:32 650km/秒の高速風が続き、活発なオーロラを起こしています。1117黒点群が大きくなっています。
2010/10/25 11:07 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラも活発です。
2010/10/26 12:22 1117黒点群が大きくなっています。600km/秒台の高速太陽風が続いています。
最新のニュース

2010/10/27 12:31 更新
太陽風の速度は550km/秒に下がり、後半に入っています。太陽活動は現在は穏やかです。

担当 篠原

高速太陽風はピークを過ぎたようです。
昨夜から太陽風の速度はゆっくりと下がり始め、今朝の段階で550km/秒となっています。
高速の状態は続いていますが、それほど高い速度ではなくなりました。

速度とともに、磁場強度も弱まっています。
昨日の4nTから、現在は3nTほどに下がっています。

磁気圏の活動は、小規模ながら続いています。
AE指数は最大で500nTほどの活動になっていますが、
オーロラ活動は数時間程度発生しています。


27日周期の図を見ると、前周期もそろそろ高速風は終わりに近づいています。
今周期も、このまま低速風に変わっていく可能性があります。
一方、SOHO EIT195を見ると、太陽の南半球側に淡いコロナホールが広がっています。
この領域の影響が2〜3日後くらいにやって来るかもしれません。

それが特になければ、低速の穏やかな太陽風がしばらく続くでしょう。


太陽では、1117黒点群が大きな姿を見せています。
このくらい大きいと、肉眼で直接見えるかもしれません。
減光に十分な注意が必要ですが、天気が良ければ挑戦してみてはいかがでしょうか。

黒点は大きいですが、活動度は下がっているようです。
X線のグラフは、全体の強度が次第に弱まり、
小さなフレアの変動も見られなくなっています。

黒点の活動は、一旦弱まって再び強まるということもよく見られます。
黒点群の規模は大きいので、引き続き注意する必要があるでしょう。



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。