宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/24 --- ---
10/23 --- ---
10/22 --- ---

黒点 10/24 (NOAA)
磁場 フレア
1113 2 α ---
1115 1 α ---
1117 10 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 614 +0.6
-2 h 645 -2.8
-4 h 643 +3.3
-6 h 656 -3.1
-8 h 643 +1.4
-10 h 635 +3.4
-12 h 658 -1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
10/24 0.4 4x10^2
10/23 0.7 3x10^2
10/22 0.3 1x10^2
10/21 0.5 1x10^2
10/20 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/10/19 11:40 1112黒点群でCクラスの小規模フレアが発生しました。太陽風と磁気圏は穏やかです。
2010/10/20 15:38 1112黒点群の小さな活動が続いています。太陽風は平均的な状態です。
2010/10/21 11:05 太陽風は平均的な状態です。オーロラ活動は穏やかです。
2010/10/22 12:06 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も穏やかです。太陽で爆発現象が3つ発生しています。
2010/10/23 13:01 太陽風の速度が600km/秒に上昇しています。SOHO衛星で彗星とCMEが観測されました。
最新のニュース

2010/10/24 12:32 更新
650km/秒の高速風が続き、活発なオーロラを起こしています。1117黒点群が大きくなっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日の午後に650km/秒へと更に上昇し、
かなり高い速度の太陽風となっています。

ACEのデータが一部欠けていますが、
今朝くらいから若干下がり、現在は620km/秒となっていますが、
高速の太陽風は依然続いています。

磁場強度も、まだ若干高めの状態を保っています。
昨日は一時10nT近くまで上がりましたが、現在は6nTほどです。
まだ弱まっていないことから、高速風領域の中盤の段階にあると思われます。

太陽風磁場の南北成分は、+5nTから-5nTの間を頻繁に南北に切り替わっています。
この変化を受けて、オーロラ活動もかなり活発に発生しました。
AE指数では、1200nTに達する大規模な変動も記録されています。
その前後も、500nTから1000nTの中規模の活動が頻繁に発生しています。

アラスカのライブカメラはあいにく曇りで、
オーロラの様子を直接見ることができませんでしたが、
晴れた地域ではきれいなオーロラを眺めることができたのではないでしょうか。


SOHO EIT195を見ると、太陽の中心付近を南北に伸びるコロナホールは、
太陽の西側に迫り出し、この領域の影響もそろそろ到来するタイミングです。
高速の太陽風は、更に数日間継続するのではないかと思います。


こうなると、次に注目されるのは放射線帯の高エネルギー電子の増加です。
今日のGOESのグラフでは、まだ増加は見られず、低いレベルを保っています。
今後、増加を始める可能性があるので、注意してください。


太陽では、北東(左上)の1117黒点群に小さな黒点が多数発生しています。
Bクラスの小さなフレアを起こしていますが、
今のところ活動度は特に高まってはいない様です。

こちらも、今後の変化に注目してください。



拡大した1117黒点群の詳細。SDO HMII の太陽可視光写真による.
(c) SDO (NASA)


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。