宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:43)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 4 --- ---
4/ 3 --- ---
4/ 2 --- ---

黒点  4/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1057 4 α ---
1059 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:36 521 -2.9
-2 h 524 -2.4
-4 h 534 -1.6
-6 h 530 -2.6
-8 h 533 -1.6
-10 h 492 +1.0
-12 h 453 -1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -24 3/ 5
-2 h -23 1/ 5
-4 h -25 2/ 8
-6 h -22 -1/ 9
-8 h -18 4/ 13
-10 h -18 -2/ 7
-12 h -15 2/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
4/ 4 0.4 1x10^3
4/ 3 0.6 6x10^2
4/ 2 0.6 9x10^1
4/ 1 0.7 6x10^1
3/31 0.6 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 3/30 09:52 1057黒点群が小さくなっているようです。太陽風は低速風になっています。
2010/ 3/31 09:20 CMEが2方向に発生しています。太陽風は400km/秒前後で穏やかです。
2010/ 4/ 1 10:01 太陽風の磁場が強まっています。小規模のオーロラ活動が続いています。太陽は静穏です。
2010/ 4/ 2 08:49 太陽風磁場南向きの影響で、オーロラ活動がやや活発に続いています。
2010/ 4/ 3 11:22 太陽風磁場の南北変動の影響で、小規模のオーロラ活動が続いています。
最新のニュース

2010/ 4/ 4 08:43 更新
太陽でB7の小さなフレアが発生し、弱いCMEが地球方向に発生しています。

担当 篠原

3日19時(世界時3日10時)に、1059黒点群(太陽中心部南寄りの黒点)で、
B7.4と小さな規模のフレアが発生しました(動画を掲載)。
X線の変化が数時間にわたって続くタイプのフレアで、
これに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。

SOHO LASCO C2の連続写真を掲載します。
フレアが小さいためにCMEの規模も小さく、ガスが淡くて見にくいのですが、
特に太陽の南側(下側)へ、太陽を包むように広がるハロー型のCMEが見えています。
発生地点が太陽の中心付近であることから、
噴き出したガスは地球の方向にも向かっていると思われます。
このため、4月6〜7日くらいに太陽風の乱れがやってきそうです。
フレアの規模から考えると、それほど大きな乱れにはならないでしょう。

このフレアを起こした1059黒点群は、特に発達しているわけではありません。
太陽は基本的には静穏でしょう。

また、SOHO EIT195では、太陽の北半球を北極から赤道付近まで、
縦にコロナホールが伸びています。
こちらもちょうど太陽の中心線に来ていることから、3〜4日後くらいに影響がやってきそうです。
すると、4月6日以降は、CMEとコロナホールの影響が重なって発生しそうです。


現在の太陽風は、速度が500〜550km/秒と昨日から高まったままで、
高速風が続いています。
27日周期の図を見ると、前周期にはこの様な変化は起きていません。
磁場強度も6nTの状態が続いています。
この太陽風の高まりはどこまで続くでしょうか。

また、昨夜くらいから、磁場の南北成分は南向きの傾向になっています。
このため、地球では小規模のオーロラ活動が発生しています。
現在の太陽風の様子では、この活動もしばらく続きそうです。


そして、放射線帯の高エネルギー電子も、1000くらいまで増加しています。
高速風が続いているので、引き続き上昇する可能性があります。
久しぶりに10,000の警戒レベルまで上がるかもしれません。



1059黒点群で発生したB7のフレア。SOHO EIT195より。
(c) SOHO (ESA & NASA)、宇宙天気ニュース(動画加工)


SOHO EIT195による太陽コロナ。4日8時半(世界時3日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。1057黒点群、1059黒点群が見えます。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星LASCO C2カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

4/ 3 09:54 UT

4/ 3 10:33 UT

4/ 3 10:55 UT

4/ 3 11:30 UT


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。