宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:36)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/27 --- ---
1/26 --- ---
1/25 --- ---

黒点  1/26 (NOAA)
磁場 フレア
1041 11 β ---
1042 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:57 364 +0.8
-2 h 361 +1.1
-4 h 366 -1.3
-6 h 371 +2.3
-8 h 374 +1.3
-10 h 372 +2.6
-12 h 373 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -8 3/ 2
-2 h -9 1/ 3
-4 h -8 1/ 4
-6 h -12 2/ 5
-8 h -11 1/ 3
-10 h -12 3/ 2
-12 h -14 1/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
1/27 0.6 7x10^1
1/26 0.6 8x10^1
1/25 0.6 3x10^1
1/24 0.5 3x10^1
1/23 0.5 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 1/22 08:27 1041黒点群は活動が弱まっています。やや高速の太陽風が続き、オーロラ活動も発生しています。
2010/ 1/23 12:08 1042黒点群が出現しました。太陽風は速度が下がり、低速風に変わりつつあります。
2010/ 1/24 10:20 太陽風は低速風になりました(340km/秒)。太陽の活動も落ち着いています。
2010/ 1/25 14:06 太陽風は低速ですが、磁場が南寄りのため小規模のオーロラ活動が発生しています。
2010/ 1/26 11:16 太陽の活動は穏やかです。太陽風は低速ですが、小規模のオーロラ活動が発生しています。
最新のニュース

2010/ 1/27 08:36 更新
太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。1041黒点群は縮小しています。

担当 篠原

SOHOの可視光写真の異常は、一時的なものだったようです。
現在は正常に戻っています。

太陽の中ほどに見える1041黒点群は、昨日よりも小さくなっています。
目立った活動もしなくなり、黒点としても縮小しているようです。

もうひとつの1042黒点群は、西の端に消えていきました。
この黒点群は少し活動度が上がったようで、
GOESのX線データで、Bクラスの小さなフレアが観測されています。
STEREO Aheadの動画でも、その様子を見ることができました。
地球からは太陽の向こう側に回ってしまったので、今後の影響はありません。


太陽風は、昨日と変わらず、360km/秒前後と遅めの速度で安定しています。
磁場強度も、4〜6nTと平均的な強さが続いています。
4日半ほどこの状態が続いています。

太陽風の磁場は、0nTから北寄りに推移するようになり、
オーロラ活動はおとなしくなっています。
AE指数で100nTほどの小さな変化が見られる程度です。

今後も低速の太陽風が続くでしょう。
オーロラ活動については、南北成分が南寄りになれば、小規模の活動が期待できますが、
今日のように北寄りに推移すると、とても穏やかになってしまいます。

27日周期の予想では、次の太陽風の変動の始まりは、2月7日頃になりそうです。
10日ほど先のことです。



SOHO EIT195による太陽コロナ。27日6時半(世界時26日21時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。1042黒点群は西に没しました。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。