宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:08)
一昨日、M3.5の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/23 --- ---
1/22 --- ---
1/21 19:41 C1.2
12:37 C2.3
10:01 C4.9
02:49 M3.5

黒点  1/23 (NOAA)
磁場 フレア
1041 7 β M3
1042 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:49 379 -1.5
-2 h 365 -3.4
-4 h 371 -1.7
-6 h 374 -0.1
-8 h 371 -0.4
-10 h 379 +0.1
-12 h 385 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -14 12/ 8
-2 h -12 5/ 6
-4 h -9 -3/ 4
-6 h -11 -6/ 3
-8 h -10 -7/ 4
-10 h -10 -10/ 4
-12 h -12 -11/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^0
1/23 0.5 6x10^0
1/22 0.7 6x10^0
1/21 0.6 7x10^0
1/20 0.6 9x10^0
1/19 0.5 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 1/18 14:36 1040黒点群が没しつつあります。太陽風は低速で、穏やかです。
2010/ 1/19 08:49 太陽風は低速です。これから高速風がやって来る可能性があります。
2010/ 1/20 09:06 太陽の東端から新しく見えてきた活動領域で、中規模フレアが2回発生しました。
2010/ 1/21 13:26 新しい1041黒点群がM・Cクラスのフレアを多数起こしています。太陽風の磁場が大きく南を向き、オーロラが活発化しました。
2010/ 1/22 08:27 1041黒点群は活動が弱まっています。やや高速の太陽風が続き、オーロラ活動も発生しています。
最新のニュース

2010/ 1/23 12:08 更新
1042黒点群が出現しました。太陽風は速度が下がり、低速風に変わりつつあります。

担当 篠原

太陽のこちら側に顔を出した途端、1041黒点群は勢いを失ったようです。
昨日もX線のグラフではBクラスの小さな変化が見られるだけで、
全体的な強度も下がっています。
可視光写真を見ると、1041黒点群はまだまだ大きな姿を見せており、
このまま静かに衰えていくのか、あるいは再び活動を活発化するのでしょうか。
中小規模のフレアに対する注意は引き続き必要です。

また、太陽の中心から北西(右上)に、新しい黒点が出現しました。
1042黒点群と番号が付けられています。


太陽風は、昨夜のうちに速度が400km/秒を割り、380km/秒とやや低速の状態になっています。
磁場強度は、5nT前後とあまり変化していません。

速度が下がって、磁気圏のオーロラ活動も弱まっています。
AE指数には小さな変化が見られるだけです。


太陽風はこの後低速風に変わるでしょう。
しばらくは目立ったコロナホールもなく、2週間近く静かな状態が続くかもしれません。



SOHO EIT195による太陽コロナ。23日9時(世界時23日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。1042黒点群が出現しました。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。