宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:50)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 2 --- ---
11/ 1 --- ---
10/31 --- ---

黒点 11/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 328 +2.7
-2 h 332 +2.1
-4 h 331 +3.4
-6 h 335 +2.4
-8 h 343 +1.0
-10 h 348 +0.6
-12 h 364 +3.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -12 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
11/ 2 0.6 5x10^1
11/ 1 0.6 5x10^1
10/31 0.9 5x10^1
10/30 0.7 1x10^2
10/29 0.9 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/10/28 08:56 1029黒点群が活発になり、Cクラスの小規模フレアが7回ほど連続的に発生しています。
2009/10/29 09:14 1029黒点群の活動は少し落ち着いています。太陽風は低速で、概ね静穏です。
2009/10/30 09:35 太陽風の磁場が強まりましたが、北寄りだったため磁気圏は静穏です。1029黒点群は穏やかです。
2009/10/31 08:19 1029黒点群は、西の端に沈んでいきました。太陽風はやや低速で、穏やかです。
2009/11/ 1 08:06 1029黒点群が、太陽の西端でCクラスのフレアを起こしました。太陽風は低速で、地球も静穏です。
最新のニュース

2009/11/ 2 13:50 更新
太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。

担当 篠原

1029黒点群の場所は、すっかり太陽の向こう側へ行きました。
そのため、GOESのX線強度が下がっています。

地球側の太陽面は無黒点となり、
活動も見られなくなりました。


太陽風は、340km/s前後と低速の状態が続いています。
磁場強度が、5nTをやや超えるくらいで推移しています。
強さとしては、平均的なレベルですが、
安定して強まっている感じが印象的です。

磁場は北寄りで推移しているため、
磁気圏の活動は見られません。
AE指数は平坦です。


この後も、低速の穏やかな太陽風が続きそうです。
磁場強度が強まっているので、
南向きへの急な切り替わりに注意が必要です。



SOHO EIT195による太陽コロナの様子。2日1時(世界時1日16時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。