宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:53)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/16 --- ---
10/15 --- ---
10/14 --- ---

黒点 10/15 (NOAA)
磁場 フレア
1005 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:26 368 -0.6
-2 h 376 -0.9
-4 h 371 -0.5
-6 h 367 +1.1
-8 h 364 -0.6
-10 h 367 +0.3
-12 h 365 -2.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -14 -10/ 7
-2 h -14 -5/ 4
-4 h -13 -2/ 4
-6 h -15 -8/ 7
-8 h -16 -13/ 14
-10 h -19 -21/ 6
-12 h -19 -28/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^3
10/16 0.6 1x10^4
10/15 0.6 2x10^4
10/14 0.6 2x10^4
10/13 0.6 1x10^4
10/12 0.6 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/10/11 08:47 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。これから高速風がやって来るでしょう。
2008/10/12 12:59 高速太陽風がやって来ました。磁気圏活動が活発になり、小規模の磁気嵐になっています。
2008/10/13 08:48 530km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的な状態です。
2008/10/14 09:15 太陽風の速度は低下を始め、高速風は終わりつつあります。磁気圏も静穏になってきました。
2008/10/15 09:20 太陽風は、低速状態になりました。太陽風磁場の影響で、小規模のオーロラ活動が発生しています。
最新のニュース

2008/10/16 08:53 更新
やや低速の太陽風が続いています。磁気圏では、小規模の活動が続きました。

担当 篠原

太陽風は、速度が370km/秒とやや低速で安定しています。
磁場強度は、5nTから4nTへやや下がった印象です。
穏やかな太陽風が続いています。

AE指数は、全体的に200nTほどの太さがあり、
加えて、前半に2ヶ所ほど、さらに飛び出した時間帯があります。
太陽風磁場の南北成分を見ると、
図の前半は-3nTほどの南向きが続いています。
これらの影響で、小規模の磁気圏活動が続いていたのかもしれません。

シベリア磁場データでも、小さな幅の変動が続いています。

穏やかな太陽風は、今後も10日間程度続くでしょう。
SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、コロナホールは見えていません。


放射線帯高エネルギー電子は、磁気圏活動の影響でやや下がり、
警戒ラインを割りそうです。

太陽では、1005黒点群が見えています。
今日の2枚目に太陽の磁場写真を掲載しています。
太陽の南西(右下)を見てください。
小さく、磁場が強まった領域があります。
SOHO EIT195では、ここは小さく明るく光っています。
黒点にはなっていませんが、この磁場の並びは、南半球の第24活動周期の順番です。
少しずつ、太陽の変化は進んでいるのでしょう。



SOHOによる太陽の可視光写真。1005黒点群が見えています。16日1時(世界時15日16時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の磁場写真。南西(右下)に24期型の小さな磁場の強まりが見えます。15日23時半(世界時15日14時半)
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。16日1時半(世界時15日16時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。