宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
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| 当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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| 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 | |
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2007/ 7/17 07:06 更新 太陽風の速度は下がり続けています(450km/秒)。コロナホールが太陽の中心に達しています。 担当 篠原 太陽風の速度はゆっくりと下がり続け、500km/秒から450km/秒になりました。 現在は、やや高速という状態です。 高速風の後半を迎え、太陽風の磁場強度は3nTに弱まっています。 南北成分のグラフ(赤線)は、南寄りで推移していますが、 強度としては小さく、-1〜-2nT程度です。 速度が下がり、南向き磁場も小幅なので、 地球のオーロラ活動への影響は限定的になっています。 AE指数では、300nTくらいの小規模変動が断続的に見られています。 シベリアの磁場データでは、目立った変化は記録されていません。 図の左端(3日前)の活発な変化と比較すると、 この2日間の磁気圏がすっかりおとなしくなっていることがよく分かります。 SOHO EIT284の太陽写真では、コロナホールが太陽の中心線に達しています。 昨日解説した様に、コロナホールの位置がずれているので、 中心線に達したのは前周期よりも1日遅れとなっています。 27日周期の予想では、明日の遅くくらいから次の高速風がやって来そうです。 一方、今回のEIT284の写真では、高速風の到来にはもう1日くらいかかりそうです。 実際にはどのようになるでしょうか。 高速風の到来までは、太陽風と磁気圏は、概ね穏やかな状態が続くでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりももう一段レベルを上げています。 警戒レベルには達していません。 今回の増加は、このあたりで止まるのではないでしょうか。 太陽では、964黒点群が西の端に没しつつあります。 X線グラフでは、小さなBクラスのフレアが見えていますが、 これは964群で発生したそうです。 太陽はこのまま穏やかな状態が続くでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC  シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT  27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC  SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA)  GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC  | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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