宇宙天気 2004/10/ 3

宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ

27日周期 (NICT)

短期・太陽風・電子

太陽黒点 (SOHO)

太陽X線 (GOES)

活動領域 (NASA)

EIT284 (SOHO)

EIT195 (SOHO)

情報ページ

Space Environment Center

これまでの経過 (過去のニュースの全リスト): 2004/ 9/28 09:15　太陽風の速度がやや上昇しています(380km/秒)。磁気圏は穏やかです。; 2004/ 9/29 11:11　太陽風速度は通常レベル(400km/秒)で、磁気圏は穏やかです。太陽フレアもありません。; 2004/ 9/30 09:35　太陽風は通常の速さで、磁気圏は穏やかです。太陽のフレア活動も穏やかです。; 2004/10/ 1 11:48　太陽風の速度は350km/秒に下がっています。磁気圏は静穏です。太陽フレアもありません。; 2004/10/ 2 10:45　太陽風のセクター境界を越えました。太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。; 最新のニュース

2004/10/ 3 06:49　更新
太陽風の速度が少し上昇しています(400km/秒)。オーロラ活動が見られています。

担当　篠原

2日11時(2日2時)頃から太陽風の速度が400km/秒に上昇しました。
前周期の変化より半日程度早く変化が現れました。
同時に磁場の強度も約10nTに強まりました。

速度としては通常のレベルで、強まった磁場が時々南を向いていることもあり、
オーロラがやや活動的になっています。
AE指数を見ると、500nT以下の小規模な変動ですが、
連続的にオーロラが活動を続けている様です。

太陽風の磁場強度は既に下がって、5nT程度になっています。
速度は360〜380km/秒で変化していますが、磁場強度の下がりが早かったことから、
これ以上上がることは無く、緩やかに低下して行くと思われます。
磁気圏も次第に穏やかになっていくでしょう。

太陽フレア(太陽爆発)の活動は非常に低調です。
活動的な黒点群も無く、静かな状態が続くでしょう。

ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC