宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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| 当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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| 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 | |
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2004/ 9/29 11:11 更新 太陽風速度は通常レベル(400km/秒)で、磁気圏は穏やかです。太陽フレアもありません。 担当 篠原 太陽風の速度がやや上昇したと昨日お知らせしましたが、 そのまま400km/秒で安定しています(ACEデータの4列めの黄色線)。 磁場強度は7nT(1列めの白線)。 北寄りで推移しています(1列めの赤線がプラス方向を向いている)。 このため、磁気圏のオーロラ活動は穏やかで、 AE指数には小さな変化しか見られませんでした。 太陽は27日周期で同じ面を地球に向けます。 このため、27日前の変化を調べると宇宙天気の今後の変化を予想する事ができます。 太陽風の変化について、27日前の様子を調べてみると(27日周期の図をご覧下さい)、 8月31日から9月3日にかけて、太陽風の速度(緑色線)が500km/秒くらいまでやや上昇していました。 今回、それに対応して9月27日から速度がやや上昇しています(400km/秒)。 おそらく太陽面の同じ原因(小規模のコロナホール？)でこの速度上昇が起きていると考えられます。 磁場強度(青線)についても8月31日から9月1日にかけてやや強まっていたのに対応して、 今回も9月27日から28日にかけてやや上昇が見られています。 (8月30日の変化は、突発的な変動ですので無視して下さい) このことから、これから明日くらいまで現在の太陽風速度が続き、 9月30日から10月1日にかけて緩やかに低下すると予想されます。 その先を調べると、更に10月3日から再び速度の増加が見られるかもしれません。 基本的に磁気圏は穏やかな状態が続きますが、 27日周期の図を見つつ、今後の変化にご注目ください。 太陽黒点は小規模な黒点群が2つ見えています。 活動は低調で、フレア(太陽爆発)は発生していません。 今後も穏やかな状態が続くでしょう。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC  リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT  27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC  | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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