宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 8/22 06:43 太陽風の速度がやや上昇しています(470km/秒)。
2004/ 8/23 10:51 太陽風の速度は静穏レベルに戻りました。フレア活動は見られません。
2004/ 8/24 10:50 太陽風、磁気圏ともに穏やかです。太陽フレアの活動も見られません。
2004/ 8/25 10:21 太陽風の速度は300km/秒に下がっています。磁気圏は静穏です。
2004/ 8/26 11:20 太陽風の速度は遅く、磁気圏は穏やかです。太陽黒点も少なくなっています。
最新のニュース

2004/ 8/27 11:18 更新
太陽風の速度がやや上がり、現在は400km/秒の通常の速度になっています。太陽は穏やかです。

担当 篠原

太陽風が微妙にゆらいでいます。
350km/秒と低速だった太陽風の速度が、26日20時(世界時26日11時)頃から緩やかに上昇を始め、
27日0時(世界時26日15時)頃に450km/秒になりました。
上昇したとはいえ、静穏時の太陽風速度の範囲内です。
現在はやや下がって400km/秒になっています。

同時に太陽風の密度(3列目の橙色線)もやや増えていました。
原因となる現象は良く分かりませんが、変動としては小規模で、磁気圏への影響は見られません。
オーロラ活動を示すAE指数のグラフにはほとんど変化はありませんでした。

SOHO EIT284の太陽画像はとてものっぺりとしていて、目立った擾乱の要因は見られません。
太陽風の速度は再び低下し、磁気圏はこのまま静穏な状態が続くでしょう。

太陽黒点は小さな2つの群が見えているだけです。
昨日以降、小さなC1クラスのフレア(太陽爆発)が1度起きた程度で、今後も静かな状態が続くでしょう。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。