宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 6/29 10:41 コロナホールによる高速風領域に入りました。太陽風速度が500km/秒に上昇しています。
2004/ 6/30 12:11 太陽風はやや高速(550km/秒)な状態が続いています。オーロラもやや活動的です。
2004/ 7/ 1 11:06 太陽風はやや高速(530km/秒)です。放射線帯電子が増加しています。
2004/ 7/ 2 10:28 太陽風速度は緩やかに低下しています。磁気圏は概ね穏やかです。
2004/ 7/ 3 10:51 引き続き太陽風は緩やかに速度低下を続けています。放射線帯電子の増加が続いています。
最新のニュース

2004/ 7/ 4 05:46 更新
太陽風速度は静穏レベルに戻りました。放射線帯電子の増加も止まった様です。
2004/ 7/ 4 05:50 追加 
GOES衛星X線画像の再掲載

担当 篠原

太陽風の速度は一気に下がり、静穏レベルの420km/秒になっています。
GOES衛星のX線画像を見ると、コロナホール(太陽面に暗い穴として見えます)は見られません。
太陽風はこのまま静穏レベルかまたは更に速度が低下して、1週間程度穏やかな日が続きそうです。

オーロラの活動度を示すAE指数には小さな変化が見られる程度です。
磁気圏もほぼ静穏だったと言えます。

ここ数日上昇が見られていた放射線帯の高エネルギー電子の密度ですが、
今日は昨日と同程度に留まっています。増加は止まったのかもしれません。
もうしばらく注意が必要でしょう。

太陽黒点はやや弱まって、更に小さな規模になっています。
バックグラウンドのX線レベルもAクラスの弱いレベルにまで下がっています。
こちらもしばらく穏やかな状態が続きそうです。

2004/ 7/ 4 05:50 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります
GOES衛星X線画像の掲載に失敗しました。
改めて掲載をします。



GOES衛星の太陽X線画像。コロナホールは見えません。4日5時(世界時3日20時)。
(c) NOAA/SEC


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC




2004/ 7/ 4 05:50 追加

GOES衛星の太陽X線画像。コロナホールは見えません。4日5時(世界時3日20時)。
(c) NOAA/SEC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。